自閉症スペクトラム(ASD)の特徴のまとめ
自閉症スペクトラム(ASD)は個性なのか障害なのか……当事者として、ふと思うときがあります。
「ASDはかけがえのない個性です」
「ASDは障害だから一生治りません」
どちらの言葉を聞いても、なぜか心に引っかかってしまうんですよね。
ASDには、「コミュニケーションが苦手」「こだわりが強い」などの特徴があると言われています。当事者の一人ひとりを見ていくと、自分も含めて、確かにその傾向はあるかもと感じます。それでも個性や障害という言葉でくくれないほど、奥深いです。しかも時と場所と状況に応じて、同じ人でもあらゆる面を見せてくれます。
人間はそもそも、多面的な生き物なんでしょうね。それなら診断名にこだわるよりも、本人の強みや困りごとに焦点を当てた方がいいのではないか……と思わずにはいられません。
このページでは、ASDの特徴について書いた記事をまとめました。あなた自身や周りの人を見つめるための、ささやかなきっかけとなれば、ありがたいです。
自閉症スペクトラム(ASD)とは
ASDは発達障害の一種。スペクトラムとは連続体という意味があり、虹のグラデーションのようなものです。
>>>自閉症スペクトラムとは
自閉症スペクトラム(ASD)・3つのポジティブな特徴
ASDについて、精神科医のローナ・ウィングさんは、以下の3つに特徴があると定義しています。
社会性(人とのかかわり方)
コミュニケーション
想像力(気持ちの切り替え・応用力)
これらの特徴をポジティブな面から見ればどうなるか。それを書き表わしたのがこちらの記事です。
>>>自閉症スペクトラム(アスペルガー)の大人の特徴について、「三つ組み」から考える。
言葉を真に受けるのは真面目で素直だから…発達障害の困りごと
ASD当事者のなかには、人の嫌味などを額面どおりに受け取って、困ってしまう人も。自分の都合のいいようにスルーすることが、なかなかできないんですよね。私もその傾向はあります……
>>>発達障害の人の「でたらめなこと」がスルーできない脳について。
ASDのぐるぐる思考は同じ曲をリピートしている感覚に似ているかもしれない
私は発達障害の診断を受けたばかりのころ、同じ曲をヘッドフォンをしながら、ずーっとくり返し聴かないと落ち着けないことがありました。ASDのこだわりの強さに関する記事です。
>>>自閉症スペクトラムの人の感覚は、ヘッドフォンをしながら同じ曲をリピートして聴いている感覚に似ているかもしれない。
人の顔を覚えられないのはASDのせい?相貌失認と4つの対策
人の顔がなかなか覚えられず、困ることはありませんか?ASD当事者が生まれつき顔を認知しにくい理由と、4つの対策をまとめました。
>>>自閉症スペクトラム(アスペルガー)と相貌失認…なかなか人の顔を覚えられない件について。
>>>自閉症スペクトラム(アスペルガー)と相貌失認の、カミングアウトについて。
※このページで紹介したnoteの記事は、私の過去のブログ記事をリライトしたものです。元の記事は「>>>」以下の文字のリンクからご覧くださいね。
(リンク先のHNは、「まほ」でなく「あすか」となっていますが、同一人物です)