マガジンのカバー画像

発達障害を和らげる方法

67
ASD/ADHD当事者の実体験をもとに、発達障害の生きづらさを軽くするコツを紹介中。
運営しているクリエイター

#障害者

発達障害は見えない障害…当事者がヘルプマークに思うこと

最近、不思議と、赤地に白十字が描かれたヘルプマークをよく目にします。 ヘルプマークとは、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の人にそれを知らせるマーク。東京都がはじめたこの取組みは、今や全国的に広がりつつあります。 私は週5日、電車通勤をしているのですけど、1〜2日に1回はヘルプマークを見かけていますね。内閣府の調査によると、日本における障害者の割合は約7.4%(平成28年現在)。ヘルプマークをつけている人と毎日のように道ですれ違っても、何らおか

障害のある人に優しいブックカフェ・リスト(発達障害中心)

日本全国には、障害者にかかわるカフェがいくつかあります。 同じ悩みがある人が交流できるカフェ、当事者が店員となって活躍するカフェなど…… それらのカフェのなかには、障害をテーマにした本を数多く置いているブックカフェもあります。お客さまはコーヒーなどを飲みながら、本を読むことができます。 私は6月に、発達障害についての本を上梓しました。このようなブックカフェにお願いして、本を置かせていただくことになりました。 以下、拙著が読めるブックカフェのリストです。 (先着順に掲

発達障害のある人たちの居場所…Neccoカフェに自著を贈呈しました

私はこの6月に、発達障害とコミュニケーションをテーマにした本を上梓しました。多くの方に読んでいただきたく、障害者団体などに本を無料で差し上げているところです。 このたび自著を、東京の西早稲田にあるNeccoカフェに置かせていただくことになりました。ご興味のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。 NeccoカフェとはNeccoカフェとは、発達障害当事者による当事者のための、ブックカフェです。ADHD・ASD・LDがある人たちの、居場所づくりをめざしています。猫が日向ぼっこ

【拡散希望】発達障害の本を無料で差し上げます

「発達障害とコミュニケーション」をテーマにした本を、Kindleで出版しました。6月24日に電子書籍を、そして29日にペーパーバックを発売。おかげさまで、早々に反響をいただいています。 障害者に関わる法人や団体で、本書を希望される方はいらっしゃいますか? もしよろしければ、ペーパーバックを無料で差し上げます!  今回はそのお知らせです。 本書を無料で差し上げる理由1.当事者が楽にコミュニケーションできるように 「発達障害をはじめとした障害のある人たちが、自分を大切にし

障害者は自己主張してはいけないの?~思いが言えない理由と、言いやすくなるコツ~

日本にはどれくらいの障害者がいるか知っていますか? 「平成28年生活のしづらさなどに関する調査」(厚生労働省)によると、障害者の総数は936万人。全人口の約7.4%が何らかの障害を抱えている計算になります。これだけ大勢の当事者がいると、困りごとの種類や程度など、多種多様を極めることが想像できるでしょう。 「社会で活躍したい!」「個性を発揮したい!」と純粋に願っている当事者も、きっと多いはず。ところが、障害があるという理由だけで、自己主張が抑え込まれているケースは少なくありま

【お知らせ】合理的配慮に関する記事を福祉サイトに寄稿しました

合理的配慮をテーマにした記事を、福祉情報サイト・WelSearch(ウェルサーチ)に寄稿しました。企画から編集まで、心をこめて手がけました。ぜひ多くの方に、ご覧いただきたいです。 (なお、以前の筆名である「あすか」名義で書いています) 合理的配慮とは? 「合理的配慮」という言葉を、見聞きしたことはありますか? 障害のある人やそのご家族、支援者の方にとっては、お馴染みかもしれません。でもなかには、初めて知る方もいるかもしれないですね。 合理的配慮とは、障害のある人が社会

ギフテッド支援よりも大切なこと…あらゆる個性の受け入れを

2022年8月7日。文部科学省が来年度からギフテッドの支援に乗り出すというニュースが、世間を駆け巡りました。ギフテッドとは、突出した才能の持ち主のこと。私はその一報に触れたとき、なぜか知り合いのKちゃんのことを思い出しました。 Kちゃんこそまさにギフテッド。写真よりもリアルな絵を描くことができました。それなのにどこか自信なさげで、もっとちゃんと働けるようになりたいと、嘆いていた女の子です。 私はKちゃんのような子が、才能を伸ばせるような支援があるのは嬉しいです。でもそれ以