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発達障害を和らげる方法

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ASD/ADHD当事者の実体験をもとに、発達障害の生きづらさを軽くするコツを紹介中。
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敏感で繊細…HSPの私が転職してよかったこと

私が会社勤めを続けるにあたって地味に必要なもの……それは耳栓。 HSP(*1)のため、周りからの刺激を過剰に受けやすいからです。職場がガヤガヤしていると仕事に集中できないし、イライラしている人が側にいると居心地が悪くなります。結果、内臓が雑音にまみれているんじゃないかと思えるほど、疲れが溜まってしまうんですよね。 私の周りにうっすらと繭のようなバリアを作るため、耳栓は欠かせません。 そんなバリアをドーンとぶち壊すような事件が、昨年の秋に勃発しました。勤務先の事業再編です

うつから回復するために実践した、たったひとつのこと

うつとは、先が見えない氷雨のよう……私自身、この冬はうつで閉ざされていました。心の奥は暴風雨だったと言っても過言ではありません。 勤め先が大規模な事業再編したことにより、職場環境がガラリと変わり、業務量もどっと増えたからです。今まで通り働いてはいたものの、通勤電車に揺られるだけで辛く、夜遅くに帰宅してぐったり寝込む日々が続いていました。 そのような渦中で、何と転職することに。新しい職場で働くまでには、心身を整えたいと思いました。 私が徐々に晴れわたるように回復した秘訣を

発達障害でも転職を決めることができました!

またもや1か月ぶりの更新となりました。 前回もお伝えしたとおり、勤務先が事業再編されたため、この年末も忙しさで揉みくちゃにされていたのですが、 「これをnoteに書かなければ、年は越せなァァァーーーい!」 ……という報告があって、渦中からひょっこり顔を出します。 実は来春、転職することになりました。  今よりも自宅に近い職場で、勤務時間も短くなるのに、何と給与はアップします! しかもテレワーク制度があるので、通勤も楽になりそう。これまでと同じ人事のため、経験も活かす

発達障害、生きているだけですごい。

光陰矢の如し……noteを前回投稿してから、あっという間に1か月が過ぎてしまいました。いつもご覧くださっている方で、密かに心配していた方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。 実は水面下において夏頃から、大規模な事業再編の話が勤務先で持ち上がっていました。この秋に数百人がごっそりと退職していくなか、人事でその手続きに追われていた私は、すっかり心身のバランスを崩してしまうことに。 私は約10年前に発達障害と診断されてから、ずっと同じ医療機関のお世話になっていたのですが

発達障害は見えない障害…当事者がヘルプマークに思うこと

最近、不思議と、赤地に白十字が描かれたヘルプマークをよく目にします。 ヘルプマークとは、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の人にそれを知らせるマーク。東京都がはじめたこの取組みは、今や全国的に広がりつつあります。 私は週5日、電車通勤をしているのですけど、1〜2日に1回はヘルプマークを見かけていますね。内閣府の調査によると、日本における障害者の割合は約7.4%(平成28年現在)。ヘルプマークをつけている人と毎日のように道ですれ違っても、何らおか

発達カフェ"Book Cafe Co-Necco"訪問記…みんなで守り育む居場所

先日、ようやく、「Book Cafe Co-Necco(こねっこ)」を訪問することが叶いました。 Co-Neccoは、発達障害のある人たちの居場所づくりをめざしているカフェです。就労継続支援B型として、当事者が働く場所でもあります。ASDの私にとっても、ほっと肩の荷を下せる場所でした。 なぜ、こんなにも心地いいんだろう?と考えたとき、ひとつの答えが胸に込み上げてきました。 店主の上口さんはもちろん、店員さんや常連のお客さまも、この心地よさを守り育もうとしているんですね。

発達障害のある人が、普通に合わせるよりも大切なこと

発達障害のある私が、子どものころを振り返ったとき、何より辛かったこと…… それは「平均点」を求められることでした。 「合格点」でも、ましてや「最高点」でもありません。 苦手なドッチボールを、人並みにできるようにがんばったり。 国語辞典が愛読書なのに、クラスメートと言葉を交わすのが怖くて、口をつぐむようにしたり。 普通の女の子に見えるように、本来の自分を見せないようにするのは、息を奪われるように苦しかったです。もう、窒息死しそうなくらい。 大人なった今でも、平均点を暗に

国会図書館にKindleペーパ―バックを納本しました

私は6月にKindle出版したとき、電子書籍だけでなく、何が何でもペーパーバックも作ろうと思っていました。 お世話になった方や希望される方に、無料で差し上げたいという気持ちが強かったからです。でも、今だから言えることですが、実はささやかな野望も抱いていました。 それは、国会図書館に納本すること。 国会図書館は、日本の図書館の最高峰。国内で出版された全ての本を収集する図書館です。その蔵書数はなんと約4622万冊(2021年現在)。人気のある漫画や雑誌も、絶版されたレアな本

発達障害の理解が広がるように、世間が早く追いついてほしい

「生まれてくる時代が早かったかも」 発達障害があることに気づかないまま、大人になってしまった当事者として、ふと感じることがあります。 ADHDで多動な子だった私。当時はADHDなんて言葉は、ほとんど知られていません。小学校では脱走を繰り返し、遅刻はもはや常習犯。世間からは落ち着きのない子だと、レッテルを貼られてばかりいたけれど……もう少し後に生まれていたら、多動は脳の特性ゆえと認められて、すくすく育つことができたかもしれない…… 私は世間に追いつめられるように生きてきま

『発達障害の私がほっと楽になる…』読書感想文・大公開!(1)

『発達障害の私がほっと楽になるコミュニケーション』という本を、6月にKindleで自己出版しました。著書名の通り、発達障害のある当事者として、会話が楽になる方法を提案している本です。 出版以来、多くの方から感想文をいただきました。メールを送ってくださった方、noteやブログなどで紹介文を書いてくださった方……私が強くお願いしていないにもかかわらず、温かく思いのこもった感想を伝えていただき、こちらが驚いたほどです。 最初のうちは、感想をこっそり独り占めしようと考えていたので

障害のある人に優しいブックカフェ・リスト(発達障害中心)

日本全国には、障害者にかかわるカフェがいくつかあります。 同じ悩みがある人が交流できるカフェ、当事者が店員となって活躍するカフェなど…… それらのカフェのなかには、障害をテーマにした本を数多く置いているブックカフェもあります。お客さまはコーヒーなどを飲みながら、本を読むことができます。 私は6月に、発達障害についての本を上梓しました。このようなブックカフェにお願いして、本を置かせていただくことになりました。 以下、拙著が読めるブックカフェのリストです。 (先着順に掲

繊細で敏感すぎて疲れる人に…予想外に心を癒すひとつの方法

心、疲れていませんか? 発達障害やHSPの特性があって、繊細な人にとっては、現代社会は特に生きづらいと思います。 パソコンやスマホに向かうことが多く、デジタル疲れを起こしている。 人とのコミュニケーションで、必要以上に気疲れしてしまう。 周囲の人から軽く扱われているようで虚しい。 敏感だと、周囲からの刺激や感情を察知しやすいです。うまく受け流せればいいのだけれど、優しさゆえに抱え込んでばかりいると、疲労が溜まりに溜まってしまいます。例えるなら、そう、ゴミ箱から無残に

発達障害のある人は要注意…熱中症対策と体験談

「発達障害のある人は、熱中症に気をつけたほうがいい」 私はASD当事者として、そのような主張を無闇にしたくはありません。 ただ、今年の夏は殺人的な暑さ。私も最近、熱中症になりかけました。自身の特性と体験を照らし合わせても、注意するに越したことはないと思います。 厚生労働省のサイトを参考にしながら、熱中症についてまとめてみました。 発達障害のある人が熱中症に注意すべき理由1.感覚鈍麻のため 発達障害のある人のなかには、感覚過敏な人がいます。その反面、感覚鈍麻な人も多い

【初・Kindle出版!】6/24~発達障害とコミュニケーションについての本を出します

私に発達障害(ASD)があると分かったばかりのころ。 ありとあらゆる書店や図書館に足を運んで、「発達障害」の札がある本棚を見上げては、ぼう然としました。読みたい本がとにかく置いていないのです。 ASDがあると判明したのは、コールセンターに勤めていたのがきっかけです。コミュニケ―ションが大の苦手で、それを改善したい思いでいっぱいでした。ところが、当事者が会話術について書いた本が、どこを探しても見つからないのです。 当時の私のように、コミュニケーションに関する情報を求める当