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【実施レポート】10/12 朝活イベント「本とわたし」

しばらく間が空いてしまいました。。正直な話、自分で何かを書くということになかなか気が向かなかったのですが、有料noteを出すにあたって本気で色々かいた結果、気持ちが高まってきました。やっぱりやる気がない時はとりあえず動くが私にとっては一番合っているようです。

ということで、10月12日に朝活イベントを開催しました。今回のテーマは「読み切れなかった本」。今までは読んだ本を題材にテーマ設定していたのですが、初めて読んでいない本で語り合う機会をつくりました。読んだ本と同様に、読んでいない本にもドラマがありました。

どのような本が読めなかったのか、なぜ読めなかったのか、今回も簡単にレポートします。
順不同です。

①城(カフカ)、1984年(オーウェル)

内容が頭に入ってこなかった、とのことです。紹介された方はこの本を読み始めたのが中学から高校にかけてなのですが、中学生でこれらの本を読もうと思ったのがそもそもすごい。。実は私も海外文学を紹介したのですが、その世界に入っていけるまでに時間がかかるという印象があります。人名や地名がカタカナ、国の文化、自分の感覚にないものを取り入れていくことに体力を使うことが大変だと読みながら感じています。

逆に言うと、その世界観に入ってしまうと一気に読み進められてしまう楽しさもあります。

カフカやオーウェルの短篇は読んで楽しめたとのことでしたので、ぜひまたチャレンジしていただきたいと思います。

②和宮様御留(有吉佐和子)、チベット旅行記(河口慧海)

和宮様御留も海外文学に近いかもしれませんが、読むにあたって幕末に関する基礎知識が必要で、用語や文化について「これなんだろう」と調べていくうちに時間がだいぶたってしまい読めなくなってしまったとのことです。

チベット旅行記は当時のチベットの旅の様子を生き生きとした文章で書かれていて、とても面白そうなのに「合わない」という感覚があったそうです。

私の中で印象的だったのがこの「合わない」という感覚です。絶対良い本だし、面白いのに読んでいると合わない本というのが不思議とあります。しかもその時合わないと思っても、少し時間をおいてから読むと途端に止まらなく読み進める、という事が起こるのもまた不思議です。

③枕草子(清少納言)

読んでいて意味がわからない、ということでした笑
恥ずかしながら私は古典をほぼ国語の授業でしか読んだことがなく、そもそも読もうと思ったこともあまりないです。古典の中でもなんとなく読めるものと、読めないものがあるそうです。現代に通じる感覚、というのがあるのかもしれません。

④イラストレーターが名門カレッジ2年間の講義をまとめた The Visual MBA 経営学の要点を学べるスケッチノート(ジェイソン・バロン (著), 星野 佳路 (監修), 関 美和 (翻訳))

業務上の必要性から買ってみたものの、こちらも頭になかなか入ってこない本だったとのことです。学びに関する本は、説明の仕方、ビジュアルの使い方によって相性があるのかもしれないなと感じました。
特に本を読むのが好きな方は、文字情報がしっかり入っている方が理解度が進むケースが多いかもしれないです。ビジュアル多めでイメージで記憶していく方は、絵が多いものがスッと頭に入ってくる場合が多いかもしれないです。

具体的な本の紹介ではないですが、「本が読めないときはどんなときか」ということで発表してくださった方もいました。その方は自分に余裕がない時、ということをおっしゃっていて、そんな時に本屋に行くと「今、買わないといけない」という気持ちになってしまうそうです。それで買った本は、結局読まないということが多いとのことでした。

この読書イベントを通じて一番面白いなと感じたことが、読めなかった本を紹介してもらったことで、逆にその本を読みたくなってしまったということです。
「読めない、読まない」にもたくさんのドラマが隠されており、そのエピソードをたくさん聞けたことは非常にいい機会でした。

ちなみに私は「百年の孤独」を紹介しました。読んでる途中ですが、人名が難しい。。

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