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【本の思い出】村上春樹「ノルウェイの森」

村上春樹との出会いは「ノルウェイの森」からでした。

大学の英語の授業で、ノルウェイの森の英語版が教科書として指定されました。

教員からは授業で、
「もしこの本を読んだことがない人は、日本語版は読まないように。英語版だけで読むように」
と言われました。

読んだことがなく、かつ真面目な大学生でもなかった私は、当然授業直後に大学の購買に行き、日本語版を購入して読みました。

もうかなり昔の話なので、読んだ直後の感想や印象などは覚えていないのですが、そこから私は村上春樹の本を読むようになりました。特に全てのことに対してどこか他人事で俯瞰して見ているような、そして芯を食っている発言をしているような主人公のキャラクターにどこか憧れのような気持ちを持っています。
007の主人公、ジェームズボンドにも同じようなイメージを持っています。

あまり一冊の本について深く考えることをしない私は、村上春樹の本を読むと

「で、結局なんなの?」

というモヤモヤとした感想を持ったまま終える、ということもよくあります。コース料理の途中で帰ってしまうような。

それも含めて、私にとっての村上春樹の面白さ、ということにしています。

何が言いたいかというと、本というのはその中身自体もさることながら、当時の思い出を引き出すツールにもなっているなと、常々感じています。音楽もそうですね。

あの頃読んでいた本

みたいに思い出をつないでみたいと思い、この記事を書いてみました。


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