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【実施レポート】6/8「本とわたし」

開催してから一週間が経ってしまいました。
だいぶ遅くなったのですが、6月8日に開催した読書イベント「本とわたし」の実施レポートを書きます。
記憶がだいぶ遠くなってしまっていますが、メモを頼りに思い出していきます。
今月のテーマは「気持ちが落ちた時に読む本」でした。
参加者は私を含めて4名で、開催した回としては一番人数が少なかったので、一人ひとりの持ち時間が長くじっくりと話すことができました。

今回紹介された本と、私の感想を書きます。

①なぜ働いていると本が読めなくなるのか / 三宅香帆(集英社)


発表者は基本的にあまり気持ちが落ちる、ということはないそうなのですが、この本を読んで「実は自分の気持ちは落ちていたんだ」と気づかされたそうです。私も基本的に気持ちが落ちるということはあまりないのですが、もしかしたら知らず知らずのうちに落ちている時があるのかもしれません。
自分のことを客観的に見ることができるようになる本って、とても貴重な気がします。
この方は他に「新古書ファイター真吾 / 大石トロンボ(皓星社)」、「懐かしくて楽しい銭湯学 / 町田忍監修(メイツ出版)」「読む時間 / アンドレ・ケルテス(創元社)」を紹介してくれました。

②「そうだ京都、行こう」の20年(ウェッジ)


この本は写真がたくさん並べられていて、その中に解説もちりばめられています。気持ちが落ちている時には、あまり文字を追うことが難しいときもあるので、そんな時には京都の季節の移り変わりを見て癒されるそうです。
以前開催した「鬱の本の会」でも話が出ましたが、気持ちが落ちている時はなかなか文字が読めなくなってしまいます。そんな時に写真集で気持ちを落ち着かせるというのは、とても良いなと感じました。
この方は他に「高校事変 / 松岡圭祐(角川文庫)」を紹介してくれました。

③僕の姉ちゃん的生活 / 益田ミリ(マガジンハウス)


上の内容と一部重なりますが、この方も「そもそも落ち込んだ時に本は読めない」ということでした。そのため、友人などにまずはとにかく話を聞いてもらう、思いをばーーっと話して落ち着いてきたときに読む本、とのことです。
話し終えたあとは「共感できる本」が読みたくなるらしく、こちらの本を選ばれていました。
私は気持ちが落ちているときに共感できる本を読むと、また落ちている方に引っ張られてしまう気がして、読めないかもしれません。ただ、吐き出した後、ということで単純に落ちている時とは違いますね。

ちなみに、私が紹介した本は「苦役列車 / 西村賢太(新潮文庫)」です。
私の気持ちが落ちた時は、主人公の北町貫多を見て「まだ自分はマシだ」と思うっていう、下世話感丸出しの回復方法を実践しています。

5月6月は天気の移り変わりも早く、体調も気持ちも崩しがちな季節です。
私は6月に結構気持ちが落ちがちで、仕事もプライベートもうまくいかないことが多いです。そんな時に回復する本をぜひ皆さんも教えてください。

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