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不況を突破するには、人の心を明るくする

不況とは、実は人の心が作り出しているのです。
外的な要因というのは、あくまできっかけに過ぎません。
外的な要因が人々の心に作用して萎縮させ、その結果行動が鈍くなり、経済活動が停滞するから不況が起こるのです。

私が体験しただけでも。
昭和天皇の病状悪化と崩御に伴う、経済活動の自粛(1988年〜1989年)
東日本大震災発生に伴う、広告や経済活動の自粛(2011年)
そして、今回のコロナ・ショックです。

2008年のリーマン・ショックは、資金の流れが悪くなるところから始まりましたが。
上記の3つの事例は、まさに「不況は人の心が作り出す」の典型例です。

では、不況を突破するにはどうすれば良いのか?
人の心を明るくすることです。

「もう外出してもいいんだよ」
「お金使ってもいいんだよ」
こうしたメッセージを増やしていくことで、凍りついた人々の心を明るく照らすようにすることです。
そして、実際にお金を動かすことです。

松下幸之助は、こうした人々の心を明るくすることの名人でした。
昭和6年(1931年)、大恐慌の煽りを受けて日本経済も停滞していましたが、ここで幸之助は元旦の「初荷」を開催します。
会社からその年初めて出荷する製品をのせたトラックを飾り立て、社員が万歳三唱する中で出発します。
お得意先でも、初荷の祝いとして酒肴を振舞います。

こうしたイベントに参加したり、通りすがりに見るだけでも、心がワクワクしますね。
新春のお祝い気分も重なって、みんな楽しくなります。
そうすると、凍っていた消費マインドが徐々に融けてゆきます。

関西で人気の、日本一明るい経済新聞では、「コロナころりんプロジェクト」を行っています。
日本の元気は関西から。関西の元気は明るい中小企業から。
様々な明るい取り組みが掲載されています。

こうした取り組みを、斜に構えて見ているだけでは、不況がどんどんひどくなります。
「おもろいなぁ」「ワシもやってみよう」「楽しそう」
前向きに受け入れることで、だんだんと世の中が明るくなります。

都道府県をまたがる異動の制限解除、外出制限も解除になりました。
感染防止対策を行いながらも、明るく元気に振舞うこと。
不況を脱出するために、楽しいことをやってみましょう。
楽しいことを見つけたら、どんどん広げましょう!


コロナころりんプロジェクトはこちら。
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