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口伝27日目:速さの秘密

今朝もマンダラ供養後
7:19 宝積経3巻目口伝開始。
11:06 読了。 
13:10 4巻目口伝開始。
17:24 読了。感謝感謝感謝。

口伝は着々と進んでいる。
ここ数日は1日で2巻読まれているので
予定よりも早く終わるのではないかという人もいる。

これまで読了されたのは
律経 21巻
般若経 21巻
経部に入って華厳経 6巻
宝積経 4巻

計52巻となる。

ラサ版の大蔵経は全99巻なので
残り47巻。

11月4日から始まり2日休みがあって、
27日間で半分以上読了されたことになる。

チベット語では
「お舌が楽」というが、
法師であるサンゲェ・ニェンパ・リンポチェの
口伝の速さが素晴らしい。

一般的に、
文字を早く読むには
「ジョルロ」と呼ばれる
スペリングを全部読む読み方を練習すると良い
と言われる。

チベット語は日本語と違い
読む文字と読まない文字がある。

1語のくくりは最多で4文字からなり、
メインの基字
基字の前にある前置字
基字のすぐ後ろにある後置字
後置字の後ろにある再後置字
から成り立っている。

ནམ་མཁའི་མཐར་ཐུག་གྱུར་པ་ཇི་ཙམ་པར།།
という風に
1文字、2文字、3文字、4文字ひとくくりで、
いろいろな文字の組み合わせから即座に判断して
正しい発音をしなければならない。

文字に早く反応する為に、
「ジョルロ」が良いといわれる訳だが
それだけでは説明しきれない速さで
先生は読み続ける。

最近カギュ派、ボン経のお坊さんと話すことが多く、
ジョナン派の先生も口伝にいらしている。
彼らの共通の見解は「多空」。

見解や瞑想修行の方法についても
少し質問する機会を頂いたが、

瞑想について語る時、
「思考を無くす」とよくいわれる。

思考が無い状態をできるだけ続けるという。

輪廻の根源を
妄分別(思考)においている派もある。

また、煩悩への対策はしないとおっしゃる。
煩悩が起こっても
煩悩のあり様を知る明知があれば、
煩悩は消えていく
という表現をなさる。

いずれにせよ、
思考のし過ぎ、考え過ぎは
あり様を知る心の対極にあるらしい。

筆者自身、
毎日約束の祈り事をしている時
ふと何かを考え始めると
20分で終わるはずの祈りが
40分になったり、
時には1時間以上かかることもある。

思考に没入してしまうと
時間の感覚が無くなるのだ。

更に、思考が邪魔して
約束のお祈りは何処に行ったのか
何処までやったのか?
を忘れてしまうことすらある。

口伝会のように
1日何時間も安定して速読できるということは、
意識がハッキリと安定していて
文字への反応も非常に速いということ。
思考が邪魔している暇はない。

以前ネパール出身の先生が、
密教修行者のお父様がなさっていた
「無分別(思考が無い)の瞑想」に賛成しておらず、
思考を止めるだけの瞑想で出る弊害とその理由を
我々弟子達に考えさせ
説明して下さったことがある。

主な理由は
思考を止めるだけでは
煩悩の根源をなくす事はできないので、
瞑想している時には平穏かもしれないが、
瞑想から覚めると
また煩悩に悩まされる状態に戻る、
という事だった。

その先生のおっしゃっていた
思考を止める瞑想と、
こちらでいわれている思考を止める瞑想の
瞑想が同じかどうかは分からない。

いずれにせよ、
集中して何かをする時に
思考は邪魔をする。

口伝を聴きながら、
こちらの先生は
どんな空性の瞑想をしておられるのだろうかと
ついつい考える。

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