口伝６０〜６１日目：お母さん達

１月７日
7:20より口伝開始。
8:32 密部６巻目読了。
8:54 ７巻目口伝開始。
16:58 読了。

１月８日
7:21 ８巻目口伝開始。
15:03 読了。
15:23 ９巻目口伝開始
16:57 口伝会終了。

いつまでもこの口伝が続いて欲しいけれど
次の予定を組まなければならない
時期になってきた。

密部全２１巻のうち
８巻が読了。
１３巻が残る。

以前の予定では
１２〜１３日に終わって移動だったので
例えば台湾に帰る前に
ブッダガヤーへ行こうかとか
オプション巡礼を考えていた人々もいたのだが

今は口伝が終わって帰宅すると
すぐに新年がやってくるということで
「超忙し」くて直帰の人が増えた。

ブッダガヤーの法話会も
多分終わりかけているので
筆者の場合は
ツアーの皆さんを迎える心身の準備のために
ブッダガヤーへ行く感じである。

超幸せである。

口伝会の参加者は
もちろん出家者が多いけれど
在家の善男善女も結構いて、

その中でも
ご年配の女性が多いことが
今回の法話会の特徴ではないかと思う。

いや、老若男女満遍なくいるけれど
筆者が時々母親のことを思い出すことがあり
年配の女性
いわゆる「お婆ちゃん」
(筆者の年代にとっては「お母さん」)
に目が行ってしまうのかもしれない。

それにしても
ネパールにいるチベット系のお母さんは
歳をとっても仏教に熱心だ。

ひとりで最初から毎日参加してる
お母さんもいるし

友達同士で参加している
お母さんもいるけれど、

早朝７時前から午後５時過ぎまで
２ヶ月以上毎日参加できる
ということがある意味すごい。

お母さん達はとても慎ましやかで、
お手洗いに行くために通路を通る時にも
少し身をかがめて
長めのスカートが動かないように抑えながら
(抑えなくても全然大丈夫なのだが)、

控えめに靴を履いて、
「お邪魔をしないように」という様子で
胸のところで合掌をして
てくてく歩いていく。

杖をついて歩いているお母さんもいて
小柄であまり上手に歩けなくて
力が強そうにも見えないのに、
淡々と毎日口伝を受け続けている。

歩くのがゆっくりだから、
他の人が動く休憩時間には少し大変そうだ。
でも尼さんおばちゃんお姉さん娘さん達の中でも
(多分皆に助けてもらいながら)
マイペースで自分のするべきことをしている。
お母さん、すごい。

１座２時間以上だが、
途中席を立つ人は非常に少ない。

口伝を聴いている間
友人達は勉強をしたり、
お経を読んだりしている。

この人達は
本当にしっかりと
口伝を受け取ろうとしている。

こんな法話会は初めてだ。

考えてみると
１番の怠け者は
筆者かもしれない。。。

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