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菩提心の称賛《宝珠の灯》第51偈
51)動機に菩提心を経ていれば、
前行も広大な善となる。
病を掃う薬木の根から、
薬の芽が生えたのである。
何らかの行為がなされる時、
同じ行為をしたとしても、
動機が利他であれば、善と名付けられ、
自らにも利益がみのる。
動機が他を傷つけるものであれば、悪と名付けられるものとなり、
自らにも危害がもたらされる。
原因と同じ性質のものが、
結果として現れる。
薬の木の種から、
薬の木が生えるように、
全ての心ある者を全ての苦しみから解放するために、
全ての良質を具えた仏陀になろうという広大な心で為された行為から、
測り知れぬ福徳が生まれる。
芽がこれからどんどん育つように、
善の力もどんどん大きくなっていく。