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口伝71〜72日目:満了

1月18日
7:20 密部20巻目口伝開始。
14:33 読了。
14:34 21巻目口伝開始。

1月19日
10:18 密部21巻目読了。経典口伝満了。
10:55 『入菩薩行論』口伝、解説。
11:30 読了。

経典の口伝は満了した。
72日間、
ニェンパ・リンポチェは
本当に力を尽くして下さった。

筆者の席からは見えなかったけれど
別の方向に座っていた先生は
「あんなに苦労して、
何度も鼻をかみながら口伝をなさって、
本当にありがたいだろ。」
と力を込めて言っていた。
「俺達は本当に幸運だ。
こんなに素晴らしい師から口伝をうけられて。」

ニェンパ・リンポチェがお布施や供物を受け取らないことは、異なる宗派の人々にもよく知られているらしい。

「金銭も物も受け取らない。
もし手元に余分なものがあれば
必要な者にあげてしまうんだと。」

ゲルク派の先生が絶賛していた。

口伝終了後の午後は、
口伝拝受の御礼の供養として
論説・討論・問答・著作が披露された。

論説:帰依について

討論:
「知識」と「良識に沿った行動」のどちらが大切か?
知識大切派と行動大切派が、テキストの引用や
一般社会でのあり方の例を挙げながら
「どっちが良いか?」をフランクに討論。

デチェンの個人的考察
「知識」と「良識に沿った行動」は、どちらかが大切ということはできない。
「AはBより大切」という時には、同じ基礎のうえで判断しなければならないけれど、
「知識」は意識の良質。
「良識に沿った行動」は、身口意の働き方の良質をいい、それぞれ属するものが違う。

形のない知識を、形あるものを良い方向に変化させる為に使うツールが良識に沿った行動。
故に、どちらか一方が大切ということはできない。両方必要。

と考えながら聴いていた。

問答
顕教:空性について
「本性として有る」と「有る」を分けるポイント。
「空性」と「縁起」は同じ意味かどうか。
密教:(秘密集会より)
本尊瑜伽を修する時に
空性を修さなければならない必要性と理由。

著作
韻文:ラマと三宝の功徳を述べて感謝を捧ぐ。
など。

参加者が見ていて1番盛り上がったのは
問答だった。

明日は
ミラレパの儀軌に沿って
リンポチェへご長寿の供養を捧げ、
経典のお加持を受ける。

感謝しか感じられない72日目の今日。
本当に夢のような時間だった。

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