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アニマルライツと人間の利益、どちらが大切?⑥

どうもアコニチンです。

アニマルライツを守るのは大切だ!動物を殺したり、虐待したり、狭いケージに閉じ込めるのはよくない!在来種を守るために外来種を駆除しなきゃ! という思想にどこまで共感できますか?

私は、アニマルライツを守るのはもちろん必要だと思うのですが、それと同時に、例えば動物実験や屠殺(食肉、皮革などにするため家畜を殺すこと)の重要さも否定できないと思います。どちらかといえば、「人間の利益のために動物が犠牲になるのは仕方がない」という立場です。

屠殺や動物実験は、人間の利益のために動物を殺したり実験したりすることだ。アニマルライツの観点からいえばやめるべきことなのだが、人間は肉を食べたがるし動物実験によりつくられた薬や化粧品の恩恵に授かっている。アニマルライツを持つ動物に対して屠殺や動物実験をしてよい道徳的で正当性のある理由付けはまだできてない。アニマルライツと人間の利益に相反しない策があればよいのだが、私にはクローンくらいしか思いつかない。


次に、外来種についてです。外来種は悪で駆除の対象として扱われることが多いように感じますが、外来種も在来種も善でも悪でもないと思います。

「アニマルライツは苦痛、感情を感じる全ての動物に与えるべきだ。しかし、環境に悪影響を与える外来種は池の水を全て抜いてでも駆除するべきだ。」この考え方にどこまで共感しただろうか。私が今回伝えたいことは「外来種=悪い動物」ではないということだ。希少な在来種を守るために外来種であるオオクチバスを駆除したら、むしろ在来種の数が減ってしまったという事例がある。食物網は複雑に絡み合っているので、単純に外来種を駆逐するのは良いことだとは言えないのだ。動物に良いも悪いもなく、アニマルライツの有無も、あくまで人間が便宜上定めた基準に過ぎない。

オオクチバスの話↓

https://twitter.com/rda2015jp/status/1234041251491504130?s=12

PowerPoint スライド ショー - [ディベート動物の権利] 2020_05_20 15_59_28



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