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人間や動物はどのように「痛み」を感じるのかー痛みの測定方法ー⑧

どうもアコニチンです。

以下の本から「痛み」「苦痛」について抜粋しました。


動物に権利が必要な理由の一つとして、苦痛を感じることがあげられる。ある生き物が苦痛を感じない場合、感じた苦痛を外的表現できない場合は権利を与えられるのか。苦痛を感じない人間には人権がないのか。それでは、痛みを感じない病気を取り上げてみよう。

先天性無痛症という病気がある。あるナトリウムチャネルの欠如により痛みを感じない病気だ。触や圧の感覚、温度感覚などの知覚は保たれており、痛みだけが感じ取れない。生命のとって重要な警告信号である痛みを感じ取れないと、内臓の病気に気づけなかったり熱いものを触り続けてしまったりすることで早死ににつながってしまう。

このように、人間でも痛みないしは苦痛を感じない人もいる。この例は病気であるが、種全体が痛みを感じない方向に進化した生物がいるかもしれない。動物は自らが権利を欲してるわけではないから、権利を与える動物と与えない動物の区別は簡単ではない。


では、続いてどうやって感じた痛みを他者に伝えるかについて触れておこう。

言わずもがな、どうやって感じた痛みを他者に伝えるかというのはとても難しい問題だ。痛みは主観的な感情で他者と共有することはできないので、どんな痛みを感じているか伝えるのは簡単ではない。ましてや同じ言語を使うことができなければなおさらだ。

人間の痛みの測定方法には二種類ある。主観的測定法と機器を用いた方法だ。まず、主観的測定法について。

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次に、機器を用いた方法について。客観的な痛みの診断は適切な治療に欠かせないが、現状では実用的な方法として繁用するには至っていない。

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先述のディベートで、動物が苦痛を感じているかどうか人間は認知することはできないと啖呵を切ったが、実際には動物、特にラットが痛みを感じることがわかる実験がある。専門的すぎるので、即興ディベートでは知らない、信じられないとしらを切っても問題ないだろう。

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