米俵をかつぐ娘さんが普通のニッポン!
今日は6月7日。昨日は満月。今朝は太陽が昇ってから日が落ちるまで抜けるような青空で、本当にきもち良かった。
梅雨の前の青空を楽しんだ。
家の中で。
私は観葉植物のように、明るい風通しのよい室内で過ごすのが好きだ。
植物はミネラルがないと生きていけないが、動物も一緒で、シカやウサギだけでなく、猫や犬、パンダなんかも土を食べると言われている。
そう、私たち人間も例外ではない。
世界各地に土を食べる古い風習はあり、とくに妊婦には土を、という地域が多いらしい。
清潔大国日本では、免疫力を獲得しなければならない小さな頃から無菌状態を推奨され、コロナでさらに加速してしまって内心ドン引いている、という人は私だけではないと思う。
弱酸性で皮膚のバリアである常在菌まで殺菌していまい、逆にウイルスに弱くなっていく世の中の流れに対して、なんのなんのと人間の強さを信じるばかりだ。
私が不眠症を改善するのに一役買ったのは、マグネシウムだ。
マグネシウムとシリカ(ケイ素)は、近年かなり注目を集めているミネラルでサプリメントも沢山発売されていると思う。
どちらも地球にゴマンとある。
土の中にも海の中にも、どこにでも文字通り山ほど存在している。全ての生き物の体の中にも存在している。生きるには必須の栄養素だ。
山ほどある元素が、なぜだか今の私たちに欠乏しているため、慢性的に元気がなくなっている。私たちは若くとも年寄りのような状態で生きている。
100年前はそうではなかった。
ちゃんとマグネシウムなどのミネラルは体の中にあり、日本人は元気だった。
「農民ってやつはすげえぞ!米俵を2つ3つ担ぐ奴なんか普通なんやぞ」と西成区の昭和10年生まれのおじいさんが言っていた。
米俵は一俵が60キログラムだ。
米俵は税だった。それは当時「成人なら誰でも運べる基準の重さ」であったらしい。
いま、納税に60キロの米俵を運べる成人がどれほど居るのか。
着物でほっかむりの娘さんたちが、背中に米俵を5俵づつ!紐で背中と肩に結びつけて立っている写真をのせる。
日本人の強靭な足腰は二つの世界大戦で活躍したあと、急速に失われる。
農薬や肥料の使用循環により、ミネラルが失われた土で野菜を栽培し、野菜にミネラルが含まれていない。
塩を海から作らないので、ただのナトリウムでしか無い塩で食事を作っている。
戦後に専売公社以外の塩作りを政府は禁止した。昭和46年からは海水からの塩ではなく、工業化してナトリウム生成のみで塩が作られた。塩は安価になったが、ナトリウム過多で成人病を生んだ。
専売公社以外での塩の生成にやっと許可がおりたのは平成9年だ。専売公社はタバコのJTとなった。
海水から出来た塩はマグネシウムなど他の栄養素が含まれているので、それにより摂り過ぎたナトリウムの排出を促すという。
海塩も岩塩もいまは豊富な種類が手にはいるようになった。輸入もされているので家庭で使う塩はいろいろと選ぶことができる。
けれども工業的に生産されるナトリウム塩は、一番身近なパッケージで(以前はそれしか出回ってなかった)一袋98円で売っている。工業化されている食品はとにかく安い。
天然塩はその何倍も値段が高くなる。
醤油や味噌、ドレッシングなどの調味料でも、ラーメンでもパンでも、どんなお弁当でも、企業や個人店はコストを抑えるためにナトリウム塩を使用してしまうのは当たり前だ。
生活のなかで大きな範囲をを占める塩は、一度安価なものが出回ると、品質を戻すのは難しい。
私たちの身の回りには工業化で作られている食品がほとんどになってしまい、マグネシウムなどの必要なミネラルを体になかなか取り込めず、またせっかく取り込んだミネラル分も、私たちが夜に明るいライトを浴び、たくさんの情報を処理するなど日常のささやかなストレスだけで消費されてしまう。
元気な体づくりにまで行き渡らない。
私たちは老人のような体力で必死に社会生活を営んでいる。
治療家や薬剤師、漢方医など独自に健康を追及した人たちが『究極のサプリメントは塩』と言う。
私もマグネシウムを意識して摂るようになって年々、梅雨の時期前からの体調不良、倦怠感がなくなった。
そう、私たちは選択できる。
米俵をかつげる娘さんを復活させることも。
大阪市の福祉事業所NPO法人ディアー1で、お給料を貰いながら人の役に立てる、これからの仕事を一緒にしましょう。
http://www.dear1.net