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印刷豆知識コラム ~カラミ~
今回は、オフセット印刷現場で耳にする
『カラミ』についてお話します。
現場では「カラミが激しくて刷り足す」とか
「墨がカラんで文字が潰れた」など
印刷作業をしていると聞く会話があります。
…では、『カラミ』とは何ぞや!?
カラミとはインキと湿し水のバランスの崩れによる
印刷面の汚れの事です。

特にインキ盛り量が多く、湿し水量が少ないと
カラミが発生しやすくなります。
なぜインキを多く盛るのか?
それはインキ濃度が上がった方が
仕上がりのメリハリ感が違って出てきます。
但し盛り過ぎるとカラミ発生率は上昇し、
文字が潰れたりアミベタがガサガサになったりします。
このバランスを判断しやすくするために
デジタル濃度計があります。
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また湿し水のph値やIPA(イソプロピルアルコール)量、
さらに室内温度や湿度によってもカラミ発生率は変化します。
私たちは、日々刻々と変化する様々な数値に対応し
バランス良く高品質な印刷を心がけています。
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