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授業の導入を工夫するだけで学級がみるみる落ち着いてくる方法

こんにちは、Pontaです!

今日は「授業の導入を工夫するだけで学級がみるみる落ち着いてくる方法」についてお話しします。授業の始まり方を少し工夫するだけで、教室の雰囲気が大きく変わります。今回ご紹介するのは、**「ルーティン化」と様々な「導入活動」**の活用です。

ルーティン化の重要性

授業のスタートが毎回異なると、子供たちの準備や集中がバラバラになります。例えば、毎回「教科書を出して」「座りなさい」といった指示を出していると、授業の始まりがもたつき、全体の流れがスムーズにいかなくなります。

そこで、授業のスタートをルーティン化することが非常に効果的です。これによって、子供たちは自然と準備を整え、授業に集中できるようになります。学級全体が落ち着き、教師としても無駄な指示が減るので、授業がスムーズに進行します。

実践例1:社会科の地名探し

私が実際に行っていた方法の一つに、社会科の授業で取り入れた**「地名探し」**というルーティンがあります。

授業のスタートに、私はほとんど指示を出しません。時間になると、子供たちは自然と教科書を開き、私が出した地名を探し始めます。見つけた子供たちは立ち上がるという簡単なゲーム形式のルーティンです。

この「地名探し」を授業のスタートとしてルーティン化しているおかげで、子供たちはすぐに集中モードに入ります。私がいなくても、彼らは自発的に動き出すので、授業がスムーズに始まります。

実践例2:フラッシュカードの活用

さらに、もう一つおすすめしたいのが**「フラッシュカードの活用」**です。フラッシュカードは、様々な教科で利用でき、授業のスタートに位置づけると非常に効果的です。

例えば、私は理科の授業で理科係を設定し、授業の最初にフラッシュカードを使ってもらうようにしていました。フラッシュカードは、子供たち自身が作ることもでき、実験道具や学習用語を覚えるために活用していました。

このように、子供たちが自らフラッシュカードを使うようにすると、自然と学習内容が頭に入りやすくなります。理科だけでなく、音楽の楽器名や国語の漢字、算数の掛け算や引き算など、どんな教科でもフラッシュカードを取り入れることができます。

特に高学年になってくると、その教科の係を作っておけば、教師がいなくても授業がスタートできるようなシステムができ上がります。これにより、授業の開始がさらに安定し、学級全体の落ち着きも増してきます。

実践例3:辞書引きゲーム

次に紹介するのは**「辞書引きゲーム」**です。これは非常にやりやすい実践で、辞書の学習が始まる3年生以降であればどの学年でも使えます。

授業の導入として、子供たちに辞書を使わせ、指定した言葉を探させるゲームです。見つけた子供は立ち上がり、一番早かった子が次の問題を出すという流れです。

この活動を通して、子供たちは辞書を引くことへの抵抗感をなくし、自然と語彙力が増えていきます。また、辞書の中に赤鉛筆で線を引くことで、「ここは前にも引いたな」と振り返ることができ、学習のモチベーションも高まります。休み時間に辞書引きを趣味として行う子も出てきますよ。

実践例4:音楽のリコーダー演奏

最後に紹介するのは、音楽の時間のリコーダー演奏です。私は音楽の時間をリコーダーの演奏から始めることが多かったです。

音楽係を前に出し、曲名を告げてから「さん、はい」の合図でスタートします。初めは教科書に載っている曲から始めますが、それ以外にも簡単な曲をプリントして教科書に貼り、繰り返し練習させました。

音楽の時間は週に1~2回しかないため、どれだけリコーダーに触れさせるかが上達の鍵になります。私は、朝の会などでもリコーダー演奏を取り入れ、子供たちにできるだけ多くの演奏機会を提供していました。

システム化と安定した学級運営

このように、ルーティン化様々な導入活動を組み合わせることで、授業のスタートが安定し、学級全体が落ち着いてくる効果があります。

教師としても、毎回同じ指示を出す手間が省け、子供たちが自発的に動いてくれるようになるため、授業全体の流れがスムーズになります。


授業のスタートを工夫することで、学級が落ち着いていく様子をぜひ実感してみてください。ちょっとした工夫で、毎日の授業がもっと楽しく、効果的なものになるはずです。これからも、子供たちと一緒に充実した授業を作っていきましょう!


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