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読みたてほやほや!最近読んだ本3選


テーマ別に分ける前に読みたてほやほやの状態で感想を書きたい!
そんな欲求を満たすべく、今回は最近読んだ本を3つ紹介していきます。

実用書、小説、漫画、ジャンルは関係なくごちゃ混ぜになる場合もありますし
逆に小説のみ、と偏ることもあります。

どれも読んでおもしろかったり、タメになったりした本なので是非ご覧ください。





1冊目は

北欧女子オーサ、日本で恋をする。
/オーサ・イェークストロム(著)  KADOKAWA


他の本でこの著者を知り、読んだ本がおもしろかったので手に取りました。


スウェーデンで青春時代は「ギーク(オタク)」と呼ばれまったくモテなかった著者が、
日本とスウェーデンの恋愛カルチャーギャップに驚き、発見の連続をまとめたもの。

現在のスウェーデンの結婚観や性の価値観もわかる、全く新しい恋愛コミックエッセイ。


国によって文化や風習が違うのは当たり前ですが、恋愛という切り口から見ていくだけでさまざまな方面へ話が広がります。

社会の制度だったり、恋愛に対する価値観だったり、そこから家族やLGBTQ+に発展していきます。


最近、LGBTQ+の話が広まって一般的になりつつある雰囲気がありますが、地域や年代によってはまだまだ知らない人も多いです。
スウェーデンは日本より性に関して進んでいるように見えますが、それでもまだ家事育児は女性が主体、という価値観は残っているようです。


さらに筆者は、日本とスウェーデンでは、子どもに対しての考え方が特に違うなと感じました。

日本では離婚したくても子どもが成人になるまで待つ、という価値観があるのに対し
スウェーデンでは子どもの前で喧嘩をするくらいなら、さっさと離婚してお互い幸せになった方が子どものため、という考え方が強いそうです。

個人的にはスウェーデンの考え方に大賛成なので、読んでいて一番印象に残ったところでした。
福祉制度が整っていたり、共同親権があることも後押しとなっているかと思いますが、それも社会全体で大人よりも子どもの方を優先して考えている姿勢が見て取れて、素敵だなと感じます。


その他にもデートの場所や告白、性事情についても分かりやすく読みやすい形で描かれています。


そして第一章はまるごとフルカラーという大盤振る舞い。
気になった方は是非開いてみてください。




2冊目は

一線の湖
/砥上 裕將(とがみ ひろまさ) 著  講談社


こちらは水墨画家かつ小説家の方が書いた、小説です。
先に「線は、僕を描く」が出ており、その続編となります。



主人公・青山霜介(そうすけ)が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。
大学3年生になった霜介は水墨画家として成長を遂げる一方、進路に悩んでいた。
卒業後、水墨の世界で生きるのか、それとも別の生き方を見つけるのか。
優柔不断な霜介とは対照的に、千瑛は「水墨画界の若き至宝」として活躍を続けていた。


千瑛を横目に、次の一歩が踏み出せず、新たな表現も見つけられない現状に焦りを募らせていく霜介。
そんな折、体調不良の兄弟子・西濱湖峰に代わり、霜介が小学一年生を相手に水墨画を教えることになる。

子供たちとの出会いを通じて、向き合う自分の過去と未来。
そして、師匠・篠田湖山が霜介に託した「あるもの」とはーー。

墨一色に無限の色彩を映し出す水墨画を通して、霜介の葛藤と成長を描く、感動必至の青春小説!



「線は、僕を描く」を読んだ時、なんて美しい静謐な空間を描く小説なんだろう…!と感動したので、続編があることに大変喜びを覚えて読みました。

前作はこちら↓


続編は2年後から始まります。
最初の揮毫会(きごうかい)で霜介はある失敗をします。
そこからどのように立ち直り、水墨画と向き合うのか、そして大学卒業後の進路をどうするのか
描くこと、描かないことを通して考えてゆきます。


著者の砥山さんは水墨画家であり、本の扉の部分に自身の作品が挟み込められています。
作中に出てくるような蟹だったり、蘭だったりが収められているため、読みながら実際の画をイメージしやすく後押ししてくれます。


こちらは映像化、またコミカライズもされています。


映像化のDVDはこちら↓


コミカライズ作品はこちら↓


筆者はどちらも未視聴の状態ですが、DVDのパッケージを見る限り、師匠・篠田湖山のイメージぴったりなキャスティングだと感じました。

コミックは全部で4巻あり、週刊少年マガジンコミックスから出ています。
どちらも「線は、僕を描く」の内容のみ収録され、今回紹介した「一線の湖」は入っていないようです。


本編を読む間、絵が見えてくるような感覚に陥ることもありますが、水墨画という馴染みのない世界のため、映像やイラストで見た方がよりその美しさを味わえると思います。

小説だけでなく、映像やイラストといった別媒体でも水墨画の世界を楽しめるのが魅力ですね。




3冊目は、

キレイはこれでつくれます
/MEGUMI(著)  ダイヤモンド社


きれいになって自分をもっと好きになる!女の自信を手に入れる!
美容オタクMEGUMIが試して選んだ究極に効く美容の本。


…と説明にあるとおり、MEGUMIさんが実際に試して効果のあった美容法、また現在も継続しているものを86も紹介しています。


始まりはシートマスクから。
最初に具体的な美容法が来ており、後半になるにつれ食事や運動、メンタルケアなど生活全般について言及しています。


毎日継続すること、自分に合ったものを試してみることの大切さを折に触れて伝えています。
気軽に真似できるものから、地域や生活スタイルによっては真似が難しい美容法も載っていますが、読むだけで間違いなく美への意識は高まるはずです。


美容が好きな人はMEGUMIさんが行なっている美容法を知ることが出来ますし、美容にあんまり興味が無い、もしくは時間をかけられない人は少しでも自分の身体をケアしてあげようかな、という気分になるかと思います。

また、女性の体ならではの部位にも触れているため、実践してみると自分の体により意識が向きやすくなるのではないでしょうか。


筆者は本からの影響をすぐ受ける性質なので、この本を読んだ直後にシートマスクを買いに行きました。

また、個人的に刺さったのは「汚れを落としてから保湿がケアの基本」という文です。
当たり前の話ですが、毎日となるときっちりやれていないことの方が多いため、改めて自身のケアや美容に対する姿勢に向き合うきっかけとなりました。







はい、いかがでしたか?

今回は実用書、小説、コミックエッセイとジャンルがバラバラになりました。

リアルにここ数週間以内に読み終えた本たちです。
どれもおもしろく、読みながら考えたり、読み終えて実践したものもあります。


またテーマごとに分けて紹介する時もあるかと思いますが、読み終えた直後にしか出せない感想や視点があるかと思い、今回はこんな形でまとめました。


全てリンクから飛べますので、是非気になる1冊がありましたら開いてみてください。




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