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高瀬ヤスジの文化研究

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#文化

『“やってみる”が評価される社会』と『人生の勝算』

SHOWROOM株式会社の代表である前田祐二さんの『人生の勝算』を読んで、とてつもない刺激を受けたので、備忘も兼ねて、思ったことを書き残しておこうと思う。 何年か後に、自分のターニングポイントとして、この本のことをどこかで語る日が来るかもしれない。 というか、そう語れるような自分になろうと思う。 --- この2年間、これからの自分について考えつづけてきました。 40歳を目前にして、自分はこれから何をやっていくのか、何がやりたいのか、何をなすべきなのか。 ひたすら考え続け

『高瀬ヤスジ』とは何者か?(カルチャー編)

Hello, culture! 昨日のワーク編に続きまして、カルチャー編をお届けいたします。 高瀬はわりと趣味人でして、興味を持ったものはとりあえずやらずにはいられない性格をしております。 そんな中でも、比較定着して、長い期間に渡って嗜んできたものについて、列挙していきたいと思う次第です。 まず小学生時代は、小説とTRPGに傾倒していました。 小説との出会いは、学校の図書室で出会った『宇宙人の地球日記』と、その続編である『駅うら三丁目の宇宙人』(小説というか、児童文

『高瀬ヤスジ』とは何者か?(ワーク編)

Hello, culture! 文化祭実行委員会で、こんな指摘がありまして。 ...そりゃそうだ! 確かに、得体の知れん誰かのはじめた企画に、知らずに飛び込むのは勇気がいりますよね... ということで、今更ではありますが、自己紹介をさせていただきたいと思います! 私、『高瀬康次』と書いて「たかせやすじ」と読みます。 よく「こうじ」と読まれるので、最近ではわかりやすく『高瀬ヤスジ』と表記しています。 1979年(昭和54年)7月14日、横浜(の山の方)生まれの横浜

『60年代ポップ少年』を読んで

Hello, culture! 9月のヤミ市場の露店で、古本として売られているのが目について即購入。 古本とは言え、2016年10月に発行された、わりと新しい本でした。 カバーのイラストがとてもいい。 ポップな絵柄の美少女の頭には「反戦高協」と書かれたヘルメット。 これはいわゆる学生運動的なやつなんだろう。 そしてタイトルは『60年代ポップ少年』ときた。 バイオレンスな香り漂う「学生運動」のイメージとは真逆を行くポップなイラストとタイトル。 帯には「そして、僕

『ヤミ市場』という名の文化祭

Hello, culture! 『ヤミ市場』というと、戦後のアレを思い浮かべる方が多いかと思いますが、そんなサバイバルな話ではござんせん。 神奈川県は横浜市、東急東横の白楽駅の近くに、六角橋商店街というところがあります。 ほとんどが木造でつくられた、小さな店舗が狭いエリアにひしめき合うような下町の商店街です。 人がふたり並んで歩くのもギリギリな狭い仲見世には、アーケードがかかっていて、とても独特な風情を残した老舗の商店街です。 この商店街、すごいのはその歴史や風情の

僕らの文化祭と、他の文化祭との違い

Hello, culture! ※『文化祭』をやることになった経緯をご存じない方はこちらをご覧ください。 調べてみると、『文化祭』とか『学園祭』と銘を打ったイベントの多いこと多いこと。 他にも、文化祭的なニュアンスのイベントは非常に多い。 デモ、これらは、僕らがやろうとしている文化祭とは、何か根本的に違うように思う。 何が違うかというと、運営者がいて、出展者がいて、来場者がいる。 もっと端的にいうと『提供する人』がいて、『享受する人』がいる。 こう書くと、当たり

文化祭の要件をまとめる

Hello, culture! 文化祭実行委員会を立ち上げたのが10月11日の深夜。 現時点でまるっと3日くらいが経過しました。 ...まだ3日!? さっき飲み会で「まだ1週間しか経ってないんだよねー」とか言ってたけど、1週間すら経ってねーじゃねーの! 天然でそんなボケを放り込んでしまうくらい、この3日間の動きたるや、すごいものがありました。 いい歳した大人がよってたかって全力で遊ぶと、こういうことになるんですね。 正直、甘く見ていました... で、まぁ言い出

文化祭の理念をつくる

Hello, culture!  文化祭実行委員会を立ち上げてはや数日、思っていた以上のスピードでアレやコレやが進んでいます。 ほんの思いつきだったのに...!やってみるもんだ。 で、今日は凄いことがあったのでご報告。 何はともあれ、まずはコンセプトを固めねば、といことで、深夜に頑張ってつくりました。 それがコレ。 自動化が進み、誰もやりたがらないことや、単純な労働は価値を失いつつある。 情報化が進み、身近な先人に頼らずとも世界中の知見が得られるので、階級的な肩書

とりあえずの『文化祭実行委員会』

Hello, culture!  前回の投稿の反響がなかなか凄くて、オンラインも去ることながら、オフラインでも会う人会う人に言及されまして。 こうなったらもうやるしかないなと。 いや、前回の投稿ですでに「やる」と言っているんだけども。 で、まぁ文化祭と言えば、とりあえず『文化祭実行委員会』だろと。 文化祭っつーのは、ひとりで部屋こもって悶々と考えるものではなく、みんなでワイワイやるもんだ。 というわけで、さっそくFacebookグループを立ち上げました。 知って

『文化祭』をやることにした

Hello, culture! 先日、特に深い考えもなく、ふとした衝動で「祭りを主催したい。」と言ったら、意外とコメントがたくさんついた。 「それでたくさんかい...」とか言わないでください。 これでも高瀬的には多い方なんです... で、さっきシャワーを浴びているときに思いついてしまったんです。 普段、「文化!文化!」って行ってる高瀬が祭りをやるなら、それはもう『文化祭』しかあるまい、と。 というわけで、文化祭をやります。 なにがなんでも、やります。 日時や場

『革命のファンファーレ』を読んで

Hello, culture! 西野亮廣氏の著書『革命のファンファーレ』を読みました。 今さっき、読み終えました。 ここ最近、高瀬がぶっちぎりで最高にMAX注目している人が、西野亮廣さんなんです。 歴史を見るに、革命は文化を創り出す。 明治維新、然り。 西野さんは、革命を起こし、文化を創り出そうとしているのだと、勝手に思っています。 そして、高瀬は文化を研究しています。 そりゃぁ、注目するしかない。 西野さんは常々、「ウォルト・ディズニーを倒す」と名言されて

カウンターカルチャーの熱量

Hello, culture! どーもこんばんは、高瀬です。 『文化』、もとい『カルチャー』と呼ばれるものには色々と種類がございまして。 ハイカルチャー(メインカルチャー)、サブカルチャー、カウンターカルチャー、ポップカルチャー、ポピュラーカルチャー、マスカルチャーなどなどなど。 意味的に重複するものもチラホラありますが。 んで、それぞれに味があって、どれもこれもが愛おしいヤツなんですが、瞬間風速的な熱量の高さで言えば、圧倒的に『カウンターカルチャー』でしょう。

文化の源泉を求めて

Hello, culture! わたくし、高瀬ヤスジと申しまして、3年ほど前から『文化』を研究しており、昨今は企業文化の醸成(またの名を『コーポレートブランディング』といふ)をお手伝いすることを生業としている野郎にございます。 『文化』というと、大層、徳の高い響きがいたしますが、どんな文化も人間と同じで、始まりは小さな小さな存在であるものです。 ちなみに、『文化』について辞書を引いてみるとこんな感じ。 ぶんか【文化】の意味 - goo国語辞書 1 人間の生活様式の全