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ジェンダーフリー関連

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ジェンダーフリーをテーマにした映画のレビュー。
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2023年3月の記事一覧

おんなのこきらい 拗らせ女子奮闘記 その4

おんなのこきらい 拗らせ女子奮闘記 その4

あらすじ

かわいことだけが取り柄のOLキリコ(森川葵)は、かわいい食べ物を過剰摂取しては吐く過食症である。
職場の男たちにはちやほやされ、女の子には嫌われているが、女の子の価値はかわいいことがすべてと信じている彼女に怖いものはない。
そんなキリコは、バーで働くユウト(谷啓吾)のことが好きだったが、友達以上、恋人未満の煮え切らない関係が続いていた。
ある日、キリコは仕事で、アクセサリー作家の幸太(

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17歳のカルテ 生きづらさを抱えた少女たちの青春 その6

17歳のカルテ 生きづらさを抱えた少女たちの青春 その6

あらすじ

スザンナ(ウィノナ・ライダー)は、自殺するつもりではなかった。
何かに苛立ち、何かが不安だった。娘に手を焼いた両親は、精神病院への入院をスザンナに勧める。
そこで“境界性人格障害”と診断された彼女は、エキセントリックな患者リサ(アンジェリーナ・ジョリー)と出会う…。
虚言症や摂食障害など様々な病気を抱えた患者たちと、次第に強い絆で結ばれていく過程で、彼女自身の病気と真剣に向き合っていく

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もっと超越したところへ。寂しい女とクズ男の幸せは何処に

もっと超越したところへ。寂しい女とクズ男の幸せは何処に

あらすじ

デザイナー・真知子(前田敦子)、元子役のバラエティタレント・鈴(趣里)、彼氏に染まる金髪ギャル・美和(伊藤万理華)、風俗嬢・七瀬(黒川芽衣)。
2020年、彼女たちはそれぞれ”クズ男”たちと付き合っていた。
真知子はバンドマン志望の怜人(Sexy Zoneの菊池風磨)と、鈴はあざとかわいい男子の富(千葉雄大)と、美和はハイテンションなフリーター・泰造(ロックバンド「OKAMOTO‘S」

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ワタシが私を見つけるまで 幸せは、シングルから

ワタシが私を見つけるまで 幸せは、シングルから

あらすじ

恋人は途切れたことがないが、ひとりでは背中のジッパーすら上げられない主人公アリス(ダコタ・ジョンソン)。シングル・ライフを謳歌し毎晩パーティー三昧な親友ロビン(レベル・ウィルソン)。仕事に打ち込み恋愛を避けてきた産婦人科医メグなど様々な“おひとり様”が登場。眠らない街ニューヨークで、遊びまわるだけでは決して満たされることのない独身女性の葛藤をユーモアを交え軽快に描いたガールズ・コメディ

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愛しのローズマリー ルッキズムを超えた純愛ラブコメディ映画

愛しのローズマリー ルッキズムを超えた純愛ラブコメディ映画

あらすじ

「きれいな人とだけ付き合うように」との父親の遺言を頑なに守り続け美女を追い回しては振られる日々を過ごしていたハル(ジャック・ブラック)は、停止したエレベーターで有名カウンセラーに心の美しさが表面の美しさとして見えるようにセラピーを受けてから、絶世の美女ローズマリー(グウィネス・パルトロー)と出会い恋が始まる。
だが、周囲の反応は、イマイチ、それには秘密があった。

感想など

うわべで

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大奥 令和日本に男女逆転大奥ドラマを作った意味

大奥 令和日本に男女逆転大奥ドラマを作った意味

あらすじ

江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、「赤面(あかづら)疱瘡(ほうそう)」と呼ばれる奇妙な病が日本中に広がっていった。
この病は“若い男子にのみ”感染し、感染すれば“数日で死に至る”恐ろしい病であった。対処法も治療法も発見されず、結果として男子の人口は女子の1/4にまで激減し、日本の社会構造は激変した。
男子は希少な種馬として育てられ、女子はかつての男子の代わりとして労働力の担い手となり、

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ちひろさん 疲れたら、美味しいもの食べておしゃべりしよう

ちひろさん 疲れたら、美味しいもの食べておしゃべりしよう

あらすじ

ちひろ(有村架純)は、風俗嬢の仕事を辞めて、今は海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働いている。元・風俗嬢であることを隠そうとせず、ひょうひょうと生きるちひろ。
彼女は、自分のことを色目で見る若い男たちも、ホームレスのおじいさんも、子どもも動物も、誰に対しても分け隔てなく接する。
そんなちひろの元に吸い寄せられるかのように、孤独を抱えている人々が集まる。
厳格な家族に息苦しさを覚え、学校

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母性 湊かなえが問う母性とは?愛を求める母娘の葛藤と愛憎を描いたヒューマンサスペンス映画

母性 湊かなえが問う母性とは?愛を求める母娘の葛藤と愛憎を描いたヒューマンサスペンス映画

あらすじ女子高生が転落死する事件が発生。その原因を探っていた教師の清佳(永野芽郁)は、自身の過去を振り返っていく。
彼女は母親・ルミ子(戸田恵梨香)の愛を受けられず、人知れず悩みを抱えた少女時代を過ごしてきた。  
一方、別の場所ではルミ子が娘との関係について、神父(吹越満)に告白する。
ルミ子は、自身の母の花江(大地真央)から受けてきた無償の愛を、そのまま清佳に注いできたと証言。
しかし、両者

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