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ジェンダーフリーをテーマにした映画のレビュー。
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2023年1月の記事一覧

ネット右翼になった父 鈴木大介

ネット右翼になった父 鈴木大介

社会的弱者に自己責任論をかざし、
嫌韓嫌中ワードを使うようになった父。
息子は言葉を失い、心を閉ざしてしまう。

父はいつから、なぜ、ネット右翼になってしまったのか?
父は本当にネット右翼だったのか?
そもそもネトウヨの定義とは何か? 保守とは何か?

対話の回復を拒んだまま、
末期がんの父を看取ってしまった息子は、苦悩し、煩悶する。
父と家族の間にできた分断は不可避だったのか?
解消は不可能

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マイ・ブロークン・マリコ たったひとりのダチを弔う旅

マイ・ブロークン・マリコ たったひとりのダチを弔う旅

あらすじブラック企業に勤めながら鬱屈した日々を送るOLのシイノトモヨ(永野芽郁)は、ある日、親友のイカガワマリコ(奈緒)がマンションから転落死したというニュースをテレビで見る。
彼女の死を受け入れられず茫然自失するシイノだったが、大切なダチの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。
包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取するのだった。
幼い頃から父親(尾美

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マイ・ブロークン・マリコ  平庫ワカ たったひとりのダチを弔う旅

マイ・ブロークン・マリコ  平庫ワカ たったひとりのダチを弔う旅

あらすじあたしは骨になったマリコと、最初で最後の旅に出た。

ブラック企業に勤め柄の悪いOLのシイノは親友のマリコの死を知り、ある行動を決意した。女同士の魂の結びつきを描く鮮烈なロマンシスストーリー!

解説と感想職場の自分のミスや責任を押し付けるバカな男たちにウンザリしやさぐれているシイノトモヨは、小学校から親友で暴力親父から虐待されているマリコと助け合い、生きてきた。
母に家に帰って来てもらう

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僕の狂ったフェミ彼女 ミン・ジヒョン  「愛」も「権利」もゆずれない、2人の戦争のような恋愛

僕の狂ったフェミ彼女 ミン・ジヒョン  「愛」も「権利」もゆずれない、2人の戦争のような恋愛

あらすじ就活を前に不安な僕を癒してくれた、愛らしい僕の彼女。毎日のようにベッタリで、付き合って1周年を迎えた。
そんなとき僕は、1年間の海外インターンシップに行くことに。
遠距離は不安だけど、彼女なら安心だ、待っていてくれるはず――。
しかし、出国当日。空港にいたのは、涙ぐむ彼女を抱きしめる僕ではなく、別れのメールをもらってメンタルが崩壊した僕だった。 
そんな初恋を引きずりながら 大企業に就職し

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