2022.02.12
今日はチャップリンの映画をみて、洋服を買ってもらった。チャップリンは喜劇王と呼ばれるだけあって動きがコミカルで面白かった。細部まで丁寧に作りこまれていて音楽と映像だけの映画だったが90分楽しめた。映画にまだ声のない時代、人々は映画に対して何を求めていたのかととりとめもないことを考えつつ最後まで一気にみた。今回鑑賞したのは、『街の灯』という作品。恋愛映画だったが現代のラブコメディとは異なる点が多かった。まず露骨な恋愛描写がない。そしてオブラートに包むことのないあからさまな差別が数多く盛り込まれている。華美なセットでそうしょくされており、動きもオーバーだ。この映画をみてチャップリンは役者というよりもダンサーだと思った。日本のシットキングスも『独裁者』のオマージュ作品を作っていたり、チャップリンにはたっぷりの皮肉と動きの豊かさというものがある。花を買う、タバコを吸う、クルマに乗る、という我々の日常でよく行う動作も、彼のマジックによって可憐で優雅なパフォーミングアーツになる。声がないからこそこの時代の映画は役者の動きが重要になるのだ。なによりもそこが発見だった。この機会にチャップリンが作った過去の有名な作品も見返してみたら私の映画観がアップデートされるかもしれない。
チャップリンをみた後は、ボーダーコリーの月を散歩させながらパシオスで490円のセーターを買ってもらった。フワフワモコモコしていて暖かそうだ。洋服の販売スタッフをしていた時に値札を貼りかえる作業をよくしていたので洋服屋さんでどこに安い商品があるかすぐに見抜くことができる。一緒にパシオスへ行った家族は安値のものを見つけられなくて悔しがっていた。家族が買い物している間、月は可愛いわねとか泣きそうなくらい動物が好きなのよとかおばさんに声を掛けられていた。ボーダーコリーと一緒だと何度もいろんな人から可愛い可愛いと声を掛けられる。私の住んでいる地区では月が街の灯になっているのかもしれない。
今日はゆっくりできたし、いい映画もみれたし、洋服も買えたしで大満足の一日だった。映画レビューは定期的にやっていこうと思う。明日もいい日だといいな。
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