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ストレスって、とどのつまりは何?把握して人生イージーにしようとしたら判明した事

都合がいいな。と思う言葉がある。
「ストレス」だ。

円形脱毛症になれば、ストレスだね。
胃に穴があけば、わーそれ絶対ストレスだよ。
生理不順だって、それストレスじゃない?
挙げ句の果てには、癌ですらストレス蓄積の結果だねと言われるご時世だ。
ストレスなわけがない、癌は細胞の異常事態だ。

こんなにもいろんな病の原因となりうるのに、ストレスに塗る万能薬はない。なんてアンフェアなんだ。
それだけ曖昧な概念なのに、「ストレス」はあらゆるシーンで老若男女に多用されるワードだ。

とはいえ、私も軽々しく、
く〜ストレス溜まるぅ〜(苛々する)
か〜ストレス解消〜(スッキリする)という定義では使いまくってる気がする。
でも、いつ・どこで・どのようにストレスが溜まっているのかは可視化できないし、
ここまでいったら我、爆発ぞ?というバロメーターだって把握していない。だからこそ厄介なものなのかもしれない。

ストレス社会と言われる日本で、
我、爆発ぞ?の自己基準値を把握していれば割と人生イージーなんじゃないかと閃き、28年間のストレスポイントを振り返ってみることにした(今宵も寝付けなくて暇だから)

(寝付けないの…?それストレ…)

そして、興味深い結果に辿り着いた。

完全個人調べだが、私はストレスが溜まると、落ちる。
気分が落ち込む等の比喩表現では無く、物理的に落下するのだ。


幼少期・・

近所の大きめな公園に空のモンスターボールを持ってポケモンを捕獲するべく毎日通っていた。
しかし勿論野生のポケモンなんぞ存在しない。
これについては後々両親になんで教えてくれなかったのかと抗議したが、「教えるものでは無く、自ら気付くものだ」とクールな返答が返ってきた。

毎日公園。しかし待てど暮らせどポケモンがいない。捕獲できない。4歳の少女の目的が達成されない。毎度毎度、達成されぬまま帰宅時間を迎えてしまう…うぅ…
水辺なら…水辺ならゼニガメぐらいならいるかもしれない…!!
私はその日池に落ちた。

小学生・・

女友達がほぼいなかった。
ゲームボーイを持っていいのは、ボーイだけだぜ?と主張するめちゃくちゃな男子勢とつるんでいた。
ゲームボーイが欲しい…ガールだけど…喉から手が出るほど欲しい…でも、ガールだから…うぅ…
帰り道、私はホームに転落した。
茅場町の駅だった。


就活時・・

私は詰めの甘さで単位を一つだけ落としてしまい卒業が半年延期に。
当時新卒入社が確定していた内定先から入社をお断りされてしまう。
もう一回遊べるドン!ともならず、再度就活をする羽目となった。

本来入社をする予定だった会社の同期とは、内定者の段階から既にずぶずぶの仲の良さとなっており、入社した彼ら&もう一回遊べるドン女は海外旅行に行った。
時はお盆、彼らにとっては社会人初の長期休み、私にとっては学生最後の旅行だ。

旅行は最高に楽しかったが、
彼らがいきいきと「社会」や「会社」についての話題を口にするたびに、自分の不甲斐なさに落ち込んでいた。
彼らと同じステージで一緒に働きたかった…と何度も自分を責めるタイミングがあった。
最終日、最後ぐらい派手に行こうと高層ホテルのプール付きのラグジュアリーなルーフトップバーに行った。
輝く夜景を尻目に、私はプールに一人落ちた。
なるほど。単位も落とすし自分も落っこちるのね。と、やけに府に落ちたことは覚えてる。

前職時・・

初めての管理職経験と担当案件の炎上のタイミングが重なった。
度重なる取引先からのクレーム&みるみる落ちていく自分の営業数字や人生初めてのマネジメントの重圧による連日の徹夜作業に心も身体も疲弊しきっていた。
気分転換に飲みに行こう!と終電も過ぎた頃、誘ってくれた仲間と始発までカラオケをした。
朝になりお店を出たら、やけに天気が良かった。季節は春だった。
少し散歩がしたい!と、都会のオアシス、日比谷公園まで歩いた。
あっち側に桜あるかも!
この道通ったら近そうだね!と久々のるんるん気分で一歩を踏み出したところ、沼に落ちた。

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これだけ写真あった(笑)

タクシーに乗るわけにもいかず、電車に乗るもののもちろん席には座れず、無心で帰宅し着衣のままシャワーを浴びた。
タイツにこびりついた泥が排水溝に流れていく様子を見ながら、あーーなんか・・普通の人間になりたい・・・と思ったのはよく覚えてる。

私の「落ちる」は、神様からの「ストップ」なのかもしれないと考えると、物凄く有難く思えてきた。

でも一つだけお願いしていいのなら、
これからは、「落ちる」前に少しでいいからジャブを打って欲しい。

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