#104 ゾンビみたいな暮らし
起きて、食べて、何かしらその日に合った行動をして、食べて、余った時間は適当に使って、風呂に入って、食べて、寝る。
毎日の繰り返しの中で何かを見いだせるのであればそれ以上に素晴らしいことはないと思う。
日々を生きていてもどこか死んでいるような感覚がする。
夜になると、ゲームをしていても
「このままやっててもなんか違うし、眠くないけど寝ようかな」
とか考えて眠剤を飲む。
ろくな効果も出ず、結果この時間(午前4時半)まで起きてしまっている。
朝になればまた一日が始まることに嫌気がさして、これまでと同じように過ごすことに気が滅入る。
僕にだって趣味はある。
ギターを弾いたり、ゲームをしたり、YouTubeで動画を見たりする。
ただ、楽しめているのかと言うと分からない。
味のしないガムをひたすら噛んでるような感じがする。
ここまで自分の生活をうだうだ言ってはきたものの、無理に変えようという気はそんなにない。
刺激はできるだけ避けたいし、非日常を味わいたい訳でもない。
怖くて辛いだけなんだと思う。
死にたいわけじゃない。以前なら生きるのが辛いから死んでしまいたいと思っていたかもしれないが、今は別に死にたいわけじゃない。
でも、生きるのが辛いのは変わらない。
生きてはいるけど、死んでるようなもの。
そのままの意味でゾンビのような暮らしをしてる。
嫌な言い方をすると、死に損ないのゾンビかもしれない。
以前よりも体は動く、でも心がなかなか動いてくれない。体力は回復しつつあるけど、心はまだ治ってないのかもしれない。
脳天のどっかに以上があるのかもしれないし、感受性がバグってどうしようもないのかもしれない。
ゾンビのような暮らしだけど、僕には心がある。
そして痛みが分かる。
いつか抜け出せたらいいな。