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【収穫体験記】新潟、南魚沼の伝統野菜“大崎菜”を収穫してきた!
広報の平田です!
新潟各地の旬で美味しい食材を求めて、実際に収穫へ行ってみる、という企画の第2弾!!
前回の“雪下キャベツ”の記事も、たくさんの方に読んでいただき感謝です!!
今回収穫してきたのは〝大崎菜〟です!!
今回、なぜ大崎菜なのか?!
長岡の友人が営む商店『たつまき堂』のSNSを見ていた時、ふと、目に入ったこの投稿がきっかけでした。
![スクリーンショット 2022-03-04 18.08.55](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73531854/picture_pc_bb2c268947f6f26fdd06524f3d649262.png?width=1200)
あれ?もしかして呼ばれている?笑
『たつまき堂』で扱っている野菜は、『佐々木農園』さんのものが多かった記憶が。もしかして、助けを求めてるのは佐々木さん?と思い、すぐに連絡をしてみました。
「おぉ、平田さん、久しぶり!」
電話をすると、すぐに元気な佐々木さんの声が。
たつまき堂のSNSにアップされている、困っていた農家はやっぱり佐々木さん。大崎菜の収穫に行きたいことを伝えると、すぐに快諾してもらえました。
というわけで、佐々木農園さんへGO!!!
豪雪の南魚沼へ出発。目指すは大崎菜!
今回は、『海鮮居酒屋 魚魯こ』のスタッフも参加してくれました!
いざ出発!!
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※「海鮮居酒屋 魚魯こ」の記事はこちら
南魚沼に着くと、まず迎えてくれたのは、この雪!!
![](https://assets.st-note.com/img/1646545313209-FNkhgMMnpG.jpg?width=1200)
『魚魯こ』のホールマネージャー飛田野さんとの比較をご覧ください!
向かう先は、もちろん、南魚沼市浦佐の佐々木農園さん。
無農薬にこだわった野菜作りで、中越を中心にファンがとても多い生産者さんです。
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※佐々木農園さんのホームページはこちら
そして、本日私たちを迎え入れてくれた、佐々木農園の佐々木大輔さん!
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■プロフィール
佐々木大輔さん(50歳)
こだわりの有機肥料を使い、無農薬にこだわった栽培を行う佐々木さん。
大崎菜の他にも、冬はアレッタ・ケール、夏のトマトや初夏のアスパラガス、秋のサツマイモなどが人気を誇る生産者。
一番嬉しいのは自分が育てた野菜を「美味しい」と言ってもらえること。
300年以上の歴史を持つ幻の伝統野菜。それが大崎菜!
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小松菜を改良した品種で、新潟市だと〝女池菜〟という名前でも、出回っています。
新潟の方なら〝とう菜〟という名前の方が、ピンとくるかもですね。
大崎菜について、佐々木さんから教えてもらいました。
実は、江戸時代くらいから作られている、魚沼地域の伝統野菜。
南魚沼市の大崎地区などで育てられていて、その歴史は300年以上にも!
八海山の麓の大崎地区は、火山灰性の湧き水が豊富にあり、その綺麗な水を使い、大崎菜は栽培されています。
豪雪地帯ならではの寒さも必要で、この寒さが甘みを引き出すんだそうです。
大崎菜の種は、代々大切に受け継がれてきて、ごく限られた生産者が栽培していたということ。
戦後以降、近隣の農家にも種を分けて、栽培が続けられているそう。佐々木さんのお宅では、佐々木さんが小学生の時に種を分けてもらって、栽培を始めたそうです。
この地域で栽培をしているのは、10軒あまり…。
出回る時期が短いのと、生産者も少なく、幻の野菜とも言われています。
大崎菜の説明を聞きながら、雪の中のハウスへ足を踏み入れると、そこは緑一面の世界が!
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大崎菜は育つのが早いらしく、佐々木さんでさえも手が付けられないくらいに、育ったそうです。笑
甘くて柔らかい。そしてジューシー。大崎菜の味に感激!
「いやー、来てもらってホントに助かりますよ」と佐々木さん。
おもむろに、生えている大崎菜を採って、
![](https://assets.st-note.com/img/1646545447494-QhTB0JzDlb.jpg?width=1200)
「これ、生のままで食べてみてよ!」
![](https://assets.st-note.com/img/1646545462095-THzzA5aNuB.jpg?width=1200)
言われるがままに、そのままパクリ。
無農薬なんで、そのまま食べても安心なんです。
そして、味は…。
全くエグみがなく、柔らかくて、甘い!!
特に〝とう〟と呼ばれる軸の方が瑞々しさもあり、あまりの美味しさに、バクバク食べてしまいました…。
ちなみに、この時期に出回るのは、〝2番とう〟と呼ばれるもの。
12月の終わりくらいに、〝1番とう〟と呼ばれるものが、出回るそうです。
より寒い時期に育つ〝2番とう〟の方が甘みが増し、柔らかくなるそうです。
続いて、佐々木さんから大崎菜の収穫方法を教わり、
いざ!収穫スタート!!!!!
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土が柔らかいので、大崎菜はすぐ抜けます。
抜いたら土を落とし、軸をカットして終了。
順調に進むかと思いきや、姿勢はずっと中腰。
こりゃ大変だ...。開始早々、無言になる平田。
しかし、今回は『魚魯こ』チームも一緒。みんなで順調に収穫を続けます。
小柳店長も笑顔で収穫。
「採ったどーーー!」
![](https://assets.st-note.com/img/1646545510951-TLfFKkhXN1.jpg?width=1200)
まるで、農家のお嫁さんみたいな飛田野さん。
青空レストランとかに出てきそう!
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この2月から入ったばかりの新人栗山さんも、一心不乱に収穫を続けます。
真面目さが伝わります。
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一方の平田はというと、中腰での作業が続き、汗だくに。
熱くなったら、外に出て、雪でクールダウン。
一瞬でリフレッシュできます!笑
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良い子は真似しちゃダメよ。
収穫した大崎菜は、コンテナに詰めて別の場所へ運びます。
これを繰り返すこと、半日あまり。
なんということでしょう!
我々が収穫した後をご覧ください。
BEFORE
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AFTER
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真ん中3列を、奥まで収穫しました。
これには、佐々木さんもびっくり!!
大崎菜の美味しい食べ方も聞いちゃいました!
収穫した後は、佐々木さんとしばし歓談タイム。
大崎菜の美味しい食べ方を、聞いてみました。
「浅漬けが美味しいよ。後は味噌漬けかな」
浅漬けはなんとなく想像できるんですが、味噌漬け?!
なにそれ、興味ある〜!と思っちゃったら最後。それが気になり出して、食べたくて、もう頭いっぱいになっちゃいました。
「他にもパスタなんかもオススメ。火を入れると甘みが増すんですよ」
佐々木さんは、ニコニコしながら話してくれました。
パスタも美味そうだ…。
色んな楽しみ方ができる野菜。それが大崎菜なんですね。
最後に、みんなで記念に一枚。
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大崎菜をお客様にも!『魚魯こ』で早速出しちゃいます!!
前回の雪下キャベツもそうでしたが、美味しいものは、お客様にも楽しんでもらいたい!
と思っていたら、まん延防止措置期間も、いよいよ解除になるとのこと。
よし、それなら営業再開後に早速出しちゃいましょう!
『魚魯こ』に持って帰ってきた、大崎菜の試作を早速開始。
「味噌漬け、味噌漬けが食べたい…食べたい...」
テレパシーのように念じてたら、『魚魯こ』のスタッフも「味噌漬けにしてみましょう!」と。笑
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切ったそばから、こそっと生でつまみ食いしちゃいました…。
味噌漬けだって言ってるのに…。
作り方は簡単。
適度なサイズに切った大崎菜を、味噌で和えて置くだけ。
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昼に漬け込んだものを、その日の夜に実食!
いい色に漬かってましたよ~。
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そして、食べてみると…。
「う、美味い…」
味噌に漬けることで、適度な塩味と深みが増し、でもシャキシャキ感は残ったまま。
野沢菜に近いんだけど、それとはまた違う美味さにやられちゃいました。
よっ!酒泥棒!!
一緒に食べた『魚魯こ』のスタッフも、納得の美味さ。ハイ、採用です。
これを、まん延防止措置期間明けの3月7日から『海鮮居酒屋 魚魯こ』で出しちゃいます!!
大崎菜を使った、他のメニューも考案中。
ぜひたくさんの方に、大崎菜の魅力を伝えていきたいです!!
・・・
というわけで、今回は最盛期を迎える、大崎菜の収穫を体験してきました。
佐々木農園の佐々木さん、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました!!
あっ、あと、収穫の手が回らなくなって困ってる農家さん、いつでも連絡お待ちしてます!
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