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- カナダの休日 vol.17- メキシコ、よいとこ



メキシコを旅する

訪れたのは、ビーチリゾート、"カンクン行っちゃいなよ~イエ〜イ!!" のカンクンではありません。そのアイデアも出たのですが、私、そういうの好きじゃない。第二の都市グアダラハラから入って首都メキシコシティへ向かう旅程でした。

今回はLCCでの移動でした。約5~6時間。我慢はできます。

しかしメキシコ・・・イメージがないです。(カナダの時もそうでしたけど)本当に申し訳ないけど・・・ドンタコスおじさん。。。わかります?ソンブレロ、ギター、ポンチョ。あとトルティーヤチップス、サボテン以上ですよ。アホ過ぎるけど、まあそんなもんでしょう、縁がないと。

こちらはイメージ画像ですが、まさにこんな感じですよ。

日付で追うのもいいんですけど、テーマを決めて珍道中仕立てに。最終的なオチである、帰国日にお腹にきてダウンした件は省きますが。。。え、そこの苦悶が聞きたい?・・・まあ、下劣な内容になってしまいますので。

#1 観光編 古代文明や世界遺産 
#2 生活編 グルメや庶民の目線
#3 ランナーの目線 メキシコを走る

という感じで全3回です。

メキシコ合衆国アウトライン

人口: 約1億2,601万人(2020年国立統計地理情報院)
名目GDP総額: 1,414(10億ドル)(IMF) *2022年 / 14位
実質GDP成長率: 2.1(%)(IMF) *2022年
通貨: 1ドル=約18.36ペソ(2023年2月末 墨中銀)

外務省

古代メキシコの文明

まずは古代文明の遺跡から。むか〜しむかし、テオティワカン、マヤ、アステカなど高度な文明がいくつも栄えていたそうです。今はスペインの侵略があって、そっちの影響が色濃いですが、遺跡や出土品から遠い時代に思いを馳せます。まずは、テオティワカン遺跡に行ってきました。

4世紀から6世紀頃栄えた古代都市の遺跡。資料が乏しく、謎多き遺跡だって、未来は作れても、過去はわからないって人類の歴史っぽくていいですね。

説明としてはこちら。この辺の文明というと、生贄の風習ってのが、パッと思い浮かびました。生贄ね。

高台から俯瞰すると、スケールがわかります。写っている"月のピラミッド"は約47m。

気球に乗ってどこまでも

ときにはなぜか 大空に旅してみたく なるものさ♪  この歌詞を強引に入れたくて。そう、テオティワカン遺跡の見学は、今回の旅の目玉でもある”気球”から。乗りたかったんです。カンクンのAll-inclusiveよりもこれだったんです。1人3万円ちょいしましたけど。。。

熱気球です。およそ15人~20人くらい乗ったのかな。ちなみに、飛行船じゃないので、歌のように、"どこまでも" はいけないんです。

気球ツアーは日の出から午前9時くらいまで、各社のバルーンが一気に上がります。これが壮観!太陽のピラミッドも月のピラミッドも、四角錐の形状がよくわかります。空に浮かぶ最高の体験でした。

月のピラミッドもキレイに見えました。上空約150mくらいを飛んでいたとのことです。朝早いから防寒は必須です。気温は5度とか6度とかでした。
太陽のピラミッドもこの通り!
ねっ!ここまでくると、アートです、ちょっとした。

国立人類学博物館

Museo Nacional de Antropología。ここではメキシコの考古、民族資料を展示しています。 ほぉ~、以上です。すべての展示品でそうなのですが、デザイン性なんか含めて私が理解できる範疇を越えています。ちなみに、説明はスペイン語メインで英語はちょろっとです。けれど、Google Renseで翻訳したりして器用にやってる旅人がいました。

メキシコの古代文明をまるっと見学、という感じです。
こちらは目玉展示のひとつ、"太陽の石"。古代アステカの暦石だそう。

ディズニー映画の舞台・グアナファト

続いては、グアナファト州のグアナファトという街です。"グアナフアト歴史地区と鉱山"ということで世界遺産に登録されています。登録の理由にもあるように、銀山で栄えた街で、スペイン植民地時代のコロニアル様式の建築物も有名。

グアダラハラからグアナファトまでバスで約4時間ちょっと。そのグアナファトからサンミゲル・デ・アジェンデは約1時間半。
年末でも日中は25度程度。太陽さんさんです。
これ、本当に"いち"街角の風景なんです。

この街はディズニー映画「リメンバー・ミー」の舞台の1つと言われています。とか言って、行くまで映画自体知りませんでした、全く。けれども、行くなら観た方が良いです。メキシコの文化、習慣・風習を知る意味で。(脱線しますけど、私、ディズニー映画には斜に構えてしまいます。誰にも文句を言わせない美しいテーマ、文化・慣習を文句を言わせずに伝える適切な配慮、無難にドキドキもさせて、無難にキレイにまとめるストーリー、これらの要素を弊社の実績から割り出した黄金比でブレンドして常に感動の物語を提供しますっていう、つまらなさ、いやクオリティーの高さ、それがイヤ)

https://www.disney.co.jp/movie/remember-me

そんな天邪鬼な発言はさておき、事実、ピピラの丘という高台からの景色、それはそれは絶景でした。日中も素晴らしいですし、夜は夜でキラッキラです。

街を一望できるピピラの丘からの俯瞰。
この景色を見るために、丘へ2度も登るのです。

魔法の町・サンミゲル・デ・アジェンデ

Travel + Leisure(トラベルアンドレジャー)という旅行雑誌の世界の人気都市ランキングで第1位になった街。(ちなみに、京都は3位、東京は8位) 美しい建築(ここもコロニアル様式)、食やアートで知られており、新旧が融合しているとのことです。
"魔法の町" と表現した記事もあり、カラフルな家々がキュッとレイアウトされ、ホントおとぎの国に来たんじゃないかという気分にさせてくれます。角度を変えた目線はまた別回で。

高台から俯瞰すると、この街もコンパクトにまとまっているのがわかります。

1. San Miguel de Allende, Mexico
Described as “unbeatable in every category” by one reader, our No. 1 spot this year goes to Mexico’s San Miguel de Allende, up from the No. 5 spot last year. Known for its stunning architecture — most notably, the Parroquia de San Miguel Arcángel — food, and art scene, the city is a cultural hub that marries old and new. “The food was totally amazing, the city was clean, [and] the people were very friendly and helpful,” another reader noted.
Reader Score: 91.88

Travel + Leisure
ここの歴史地区もまた、"サン・ミゲルの要塞都市"ということで、世界遺産に登録されています。
皆が集う、アジェンデ庭園と街のランドマーク、サンミゲル教区教会。
中心地全部こんな感じ。街が小さいので、1日かけてぶらぶら歩くのが良いです。治安は悪くないそうです。石畳で歩きにくいですが。。。

グアダラハラのクリスマス

グアダラハラは大きな街で、それなりに見どころもありました。(くどいけど、ここにも世界遺産はあります。) ここの思い出はクリスマスの夜を中心部で過ごしたということ。つまり、花火だのワイワイどんちゃんうっるさい!!疲れてたので、とっとと寝ましたが。メキシコのクリスマスです。

セントロにあるグアダラハラ大聖堂。
25日の20時頃です。このあと、人々が集まり、ワイワイ始まりました。

知らないがゆえにインパクトはデカい

始まりがよく知らない国、なので出会いからの感動の深化がすごかったです。確かに観光地にはソンブレロを被った人もいましたけどね、それがフツーではないです。百聞は一見に如かずとはこのことで、知れば親しみが増します。あとは治安。よくないって話もあって、実際ここは止めておいた方がよい地域もありますが、全部が全部そうじゃない。結局ず~っと緊張感は保ってましたけど。

次回はちょっとDeep diveして、可能なところで暮らしに近づいてみたいと思います。

観光として見る分には、とても刺激的な街々でした。住むと住むで異なる目線になるんだと思いますが。

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