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【スタートアップ広報立ち上げ】メディアの前にユーザーに会え!

こんにちは、商談解析ツールを提供しているamptalkで広報とマーケティングを担当している宿谷(@shuppi_pr)です。
私が所属しているamptalkが昨日、シリーズAで10億円の資金調達を発表しました。

いつもは小難しいデータなどを発信していたりメディアリレーションのデータ化などを発信しています。
本日はこのタイミングで業務委託としてシードの際に関わり始めてから今日まで、amptalkで広報を立ち上げ、実施してきたことを振り返り、1番最初にやるべきだった・大事だなと思ったことを書いていければと思います。

第一にやるべきだったのは、メディアアプローチじゃなくてユーザーに会うことと事例取材

今思うと、amptalkに来る前での広報経験は大企業の企業広報、toC向けの新サービスに関する広報と、すぐにユーザーには会えない、まだユーザーがいない環境でした。
当時は自社理解を深めて、その特徴、新しさなどをしっかりと把握して、メディアの方々と会話する。そんなスタイルでした。
その経験から、amptalkの正社員になって最初の2ヶ月は、記者の方々にとにかく会いにいくということを意識していました。(業務委託でプロダクト理解はある程度できていたので)しかし、実際メディアの方々と話してみて分かったのは、「ユーザーがなぜ使ってるのかわからない」でした。
もちろん、マーケ施策として作られていた事例記事などはインプットしていましたが、それでは足りませんでした。

なぜ事例取材、ユーザーに会いにいくことが重要なのか

・広報目線で社会性などを意識し質問ができる
・業界理解が深まる。特にスタートアップのプロダクトを使っている最先端の人たちの関心などを知ることができる
・事例は会社の武器になる

広報目線で社会性などを意識し質問ができる

一つ目ですが、どうしてもHPに載せる事例記事は、当然ですが自社のサービスに紐づくため少し視野を狭くしなければなりません。
しかし、広報として必要なのはその一歩、二歩手前の課題や全体像、自社のプロダクを含めた施策全体の流れから社会性や取り上げる理由を探しにいくことでした。
それを把握するには商談を見るか、事例取材などユーザーに実際に会いに行って把握するかの二択になるかと思います。
ありがたいことに弊社は商談データが創立時からあるので、それを全力で見始めました。見ていくと、ここもっと深掘りたい。聞きたいというポイントが出てきました。

そこで、私は一時期メディアの方々と会話することは控えさせていただき、まずはユーザーに会って、インプットをする期間を作りました。
事例取材をさせていただいたり、ユーザベースさんやウイングアーク1stさんとのミートアップで対談させていただいたり、CSのユーザー会に単独乗り込んだりしていました。
そして、amptalkが主催するNext Enablersという営業カンファレンスで大企業の方々とお会いし、今皆さんが取り組んでいることを直接聞くことができました。

業界理解が深まる。特にスタートアップのプロダクトを使っている最先端の人たちの関心などを知ることができる

二つ目の業界理解ですが、当たり前と言えば当たり前なのですが、最前線にいる方々と実際にじっくり話を聞けることは、めちゃくちゃ参考になります。
必ずしも広報がその業界の経験者というわけではありません。肌感がないなか、どう社会性や情報をキャッチアップするのか。
それは身近にいて話を聞いて、ヒアリングをする。それが最も重要です。
自社に関係なくとも最前線の取り組みを聞けるのは、メディアの方々と情報交換する時のひとつになりますし、ソートリーダーシップを取ることが重要なスタートアップ広報においては大事なインプットになります。

スタートアップ企業は広報をどう立ち上げていけばいいのか【広報=メディアリレーションから離れる】

最近、広報業界がSNSでざわつくことが多いです。
なにはともあれ広報が全てのステークホルダーと良い関係を作る組織であることには変わりはありません。
あくまでメディアやSNSはその一つの手段です。
そういう役割のなかでスタートアップの広報が何ができるのか。

最も重要なことは、経営陣と広報の目的・ゴールを決めることです。
その際に広報の人は、上記に書いたコミュニケーション部署であって認知獲得部署ではないというスタンスを取るということだと思います。

とはいえ何をすべきなのか以前もXであげたことがありますが私の整理を置いておきます。

重要なのは広報部門を明確に立ち上げるタイミングで、メディアとの関わりを始める前に目的整理と共に、1番近いステークホルダーである顧客接点を強化することです。
これによって業界理解ができていき、社会性が見えてきてメディアへの関わり方もはたまたメディアじゃない手法も含めてアクションが変わっていくと思います。

私も初めて営業未経験でセールステックにきて最初メディアだ!と思っていた時期もありましたが、ユーザーの方々との会話を増やしたことで、顧客接点を増やすことが広報の一つの役割だと考え、カンファレンスやイベントの開催、オンラインコミュニティの運営などメディアリレーションから徐々にやることがamptalkも変わってきました。

もちろん、メディアアプローチを変えるわけではないですが、その会社・事業にあったコミュニケーション戦略を取っていくべきです。

今後私自身も、お客さんと話し、色々変えていくんだろうなあと思ってはいます。

最後に。。。

amptalkは、マーケや広報などだけでなくセールスやエンジニアなど幅広く人材を積極的に採用しています!
ご関心ある人は、ぜひ以下の採用サイトをご覧ください🙇
また、話聞いてみたいよ思いましたらXの方にDMをください!
シュクヤX:@shuppi_pr

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