【小説あとがき】『この学校、大丈夫なのか?』を執筆して

 だーしぇんかです。

 この度は、ポプラ社様とnote様のコラボ企画の「#こんな学校あったらいいな」コンテストに、小説『この学校、大丈夫なのか?』を投稿させていただきました!

 「こんな学校あったらいいな」には、どんな案が出てくるだろう、と思ったとき、案外子どもは現実主義だから、宿題やテスト、いじめがない学校を望むんじゃないかな、と勝手に想像させていただき、この話を執筆しました。

 今、大学生の私が小学生を見ると、「小さくて純粋でかわいいな」と見てしまいがちですが、私自身が小学生だったときのその悩みというものは、結構シビアなものでした。同級生たちのことも、当事者故に、「小さくて純粋でかわいいな」なんて思っていなくて、複雑な人間関係を築いていくべき相手、というイメージでした。もちろん、仲良い友達と一緒にいるときは楽しかったですが、クラスの雰囲気とかでも悩んでいました。意識高い系だったと言えばそうだったと思います。でもまあ、自分にもそのような経験があるので、きっと今の小学生も、「小さくて純粋でかわいいな」で片づけられる子たちじゃないんだろうな、と思っています。

 子どもも、真剣に毎日を生きている。また、彼らにとっての「世界」というのは、「家庭」「学校」「習い事」とかのコミュニティです。それらが世界のすべてだから、「学校」で問題が起きるということは、大人が思っているよりも、ずっと大きな問題でしょう。

 そのため、今回執筆した話では、そういった問題意識を、「子どもたちの力で変えようとして変えた」という面を強調しました。

 急に過去の児童会選挙についてのシーンになり、驚いた方も多いかもしれません。ですが、子どもだって世界(=学校)を変える力を持っていることを示したく、このような展開になりました。

 ほぼ即興で打ち込んだものを、公開してしまっているため、少しずつ推敲していく予定です。

 全編読んでくださった方いらっしゃいましたら、こちらで感謝申し上げます。ありがとうございました!

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