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え? 社内のKPIダッシュボードを全公開?
カスタムサラダで有名なCRISPさん。
外食業界では珍しく、デジタルやテクノロジーにとても強く積極的です。
なかでもスゴイのが、売上・集客・顧客満足度など、同社が指標にしている全てのKPIと実績を社外に公開してちゃっているんです。
しかも、リアルタイムに!!!
意味わかります?
社内で使っている全てのKPIと実績を、ネットで見れるッシュボードで公開しているんです。
本日のCRISP東京ミッドタウン店の売上がいくらで、前日比が◯◯%で、注文単価いくらなどなど、誰でも見れてしまうのです。
すぐに見たい人はこちら↓
なかなか、、、ここまでの情報をオープンに一般公開している会社はないですよね。
通常、社内だけでダッシュボードを利用するというのが、ほとんどです。いや、それさえも、まだまだな組織だらけではないでしょうか。
CRISPさんがダッシュボードを全公開する理由
では、なぜCRISPさんが、ダッシュボードを全公開しているのか?
CRISPの社長さんのインタビュー記事を拝見すると、社外へのダッシュボード公開の理由は、大きく2つ。
ひとつは「コーポレートブランディング」
データドリブンで先進的な組織というコーポレートブランディングを外にアピールし、優れた人材を惹き付けるため。
あのダッシュボードを見たら、データに精通した人、アナログではもう進化できないと考えている人、入社を迷った時に成長できることを大事にしている人、たくさん集まってきますよね。
もうひとつは、データ活用が遅れている外食産業のベンチマークになって業界全体の底上げをサポートすること。実際、CRISPさんも、数値の比較対象がなくて困ったという原体験からきているようです。
本当にすばらしくて、カッコいいです!
さらに、これは私見ですが、CRISPさんが展開しているもうひとつの事業の営業活動にも少なからず貢献してそうです。自社向けに開発しているシステムを外販するプラットフォーム事業があるのですが、こういった取り組みとデータ活用で一歩先ゆくコーポレートブランディングを外にアピールすることで、他の外食企業さんが、同じシステムを売ってくださいって話になるからです。
他にも先進的な取り組みを展開されていらっしゃるので、外食業界の方々は要チェックですね。
弊社もダッシュボード事業を通じて、社内ダッシュボードとして活用いただいているクライアントさんに、「それを外部に公開してみたらどうか?」という新しい視点を提供することで、日本企業のデータドリブン化に貢献していきたい所存です。
すべてのチームに当てはまることではないので、しっかり目的がないと意味なしですので、やみくもではダメですけどね。
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