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【読書感想文】2025年、人は「買い物」をしなくなる

どうも。だるまです。多いのか少ないのかわかりませんが年間30~50冊くらいは本を読むんですよ(意外と本好き)。読む本のジャンルは「地方創生」「経営戦略」「マーケティング・ビジネスモデル理論」「近未来」に関する本に分類されてきたなぁと感じてます。今回は”2025年、人は「買い物」をしなくなる”を読んでみた感想を記事にしてみました。まず、タイトルに引かれて手にとってしまった感じですよね。内容を読んでみても、2025年は早すぎるだろ!と思いつつも、近未来的にはそういった方向に流れてきているのは違いないなぁと、もはやそうなってきているだろ!と感じた本でした。内容はいくつか抜粋してます。

人は実店舗で買い物をしなくなる?

買い物のプロセスを細分化するとたくさんの工程にわかれており、思いの外買い物は意外とめんどくさい。買い物が好きだといっている人は、買い物のプロセスの一部分が好きだといっているだけで、誰でも混雑した駐車場や渋滞を嫌うようにその他の行為が面倒なことに変わりわない。

こうした買い物の煩わしさを解消してくれるのが、ネットショッピングであるが、実際の商取引のうちECが占める割合は6.22%しかない。しかし、その規模は年々右肩上がりある。

その証拠にアメリカでは大型ショッピングモールが次々と閉店しており、2026年までに7万5000店もの小売業が閉店する。とありました。

また、インターネットの普及により、今ままでの判断基準がマスメディアだったのに対して”AI”と "口コミ"に変化しつつある。AIでは、自分と同じセグメント分けの人が買った商品と同じようなオススメ商品がリコメンド機能により上がってきたり。口コミでは、同じ悩みを持ったインフルエンサーや友人、不特定多数の人のコメントの方がリアルな情報として信用できる。このように情報信用度の判断基準がネットの普及により多岐に分かれてきた結果、過度な情報や信頼基準の多様化により”選ぶこと”を簡略化している。

これから小売業に力を入れていこうと思っている、僕にとっては衝撃的な内容でしたが、全ての店舗が潰れるわけではないし、面倒だとしてもリアルな店舗で買い物したい人だっているはず!じゃあ対応策としてどうすればいいの?っことですよね。

スマートフォンがもたらした恩恵と弊害?

企業努力や技術の発展により、さらに便利な世の中になり、便利になったおかげで「効率的」に時間を使えるようになったが、「有効的」に時間を使えるようになったかというとそうではない。スマートフォンの普及により時間ができればできただけ膨大な情報に触れるようになり、たくさんの情報を得られる恩恵とその情報に時間を奪われる弊害が起きている。今までは、スーパーやコンビニなどの棚の獲得競争からスマホの「時間獲得競争」へ移行している。デジダルシェルフってヤツですね。

時間獲得競争へ移行しているという話を読み、実際メーカーとしてどのような商品を展開するべきなのか。時間ソリーションの分野でどんな課題解決をできるのか考えましたけど今のところ答えでないですよね…。便利な世の中になっている事実は変わらないので、だるまメーカーとして消費者にどんな価値を提供すればいいのか…。または、だるまのコンテンツを活かしてどうやってデジタルシェルフを獲得できるか。アプリって言っても何していいかわからんし、難しいですね。

コミュニケーションがある場所でモノを買う。

内容としては企業や店舗で売っていた商品が、個人でも販売チャネル(ライブコマースやSNSなど)を持つことで個人から個人の直接販売が可能になり、現代から近未来に起こるであろう購買方法(購入場所がリアル店舗→ネット→オン・オフライン含めたコミュニケーションがある場所)が書かれていた。要するにみんなSNSを育てて自分のフォロワーを増やしましょうってことですね。

というわけで、

細かく感想を述べていたら、とんでもない文量になってしまうので、ここら辺でまとめます。一番心に残った文章が、

”1日かけて出かけていた百貨店。1時間かけて出かけていたスーパー。10分程度の外出で済むコンビニエンスストア。1分程度で済むインターネットショッピング。”です。

便利を追求している世の中ではあるが、それと相反してリアル店舗でしか味わえない体験価値の質を高めることで『1日かけてでも行きたい場所』を目指すことが最重要目的なんだなと感じました。まずは、"満足できる1時間の提供"を目標に頑張ります!!





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