母子分離不安/ボシブンリフアン とはなんぞや【思い出】
小学1年生の1学期もそろそろ
終わりが見え始めた。
担任の先生、スクールカウンセラー
との面談の中でたびたび耳にする
ようになった
「母子分離不安/ボシブンリフアン」
初めて聞く言葉。
いったい、母子分離不安とはなんなのか?
当時、色々調べて分かったのは
娘は「母子分離不安」のちょうど
第1ステージにいるという事。
これからまだ先、第2、第3、第4と
続くという事。
ガーーン!
まだまだ、初期段階なんだ!
4月から始まった小学校生活。
もう普通のお母さんの6年分以上に
学校に行ってると思うんだけど
まだまだこれからなんだわ!
と思うと頭がクラクラ。
夏休みを目前に控えた7月の暑い日
わたしは気の重い現実を
思い知ることになった。
ただ、母子分離不安の子の様子や特徴に
娘が100%当てはまるかと言えば
そうでもない。
例えば、第1ステージ(逃避期)で
見られる様子に
「友達の家などには行きたがらず
家で遊ぶことが多くなり母親が
一緒ならばどこでも行ける。」
と、ある本には書かれていたのだが
娘はむしろ、家で遊ぶより友達の家や
児童館に行って遊ぶ方が好きだし。
友達の家や児童館に行く際には
わたしなんかに目もくれず
1人でスキップして行くくらいだ。
登校時だけをフォーカスしてみると
確かに「母子分離不安」という
カテゴリーに娘はスッポリ入る
ように思うが、、、。
なんかちょっと違うなぁと。
それに、娘の状態をネーミングしたり
何かにカテゴライズする必要が
あるのかな??とも思ったわたしは
「母子分離不安」という言葉が存在し
日本では「母子分離不安型の不登校」が
よくある事だという事実だけを
頭の片隅に置くことにした。
下記は母子分離不安について
当時調べて得た情報。
「母子分離不安」とは
子どもが母親から離れることに対して
不安を感じること
特徴は、、、
小学校低学年に、比較的多く見られる
母親の関心や愛情をたびたび確認し
つなぎとめようとする
母親から離れることに強い不安があり
母親の行動を監視する、母親の外出を
嫌がる
母親を独占したがり
父親や兄弟に対して敵意のある
振る舞いをする
母親の膝に乗ってくる
スキンシップを求めるなど
幼児退行現象(赤ちゃん返り)が見られる
母親がそばにいると友達と一緒に
遊んだり元気に過ごすことができる
母子分離不安による不登校は
下記の4つの時期に分類される
「逃避期」「苦悶期」「休息期」「回復期」
または
「前駆期」「進行期」「混乱期」「回復期」
と言われたりもする。
【逃避期、前駆期】
母子分離不安が現れ始める時期
◾︎「友だちがいない」「先生が怖い」
といった理由を並べて登校したがら
なくなり、登校時間になると母親に
泣いてしがみつくなど、母親と一緒
でないと登校できなくなる
◾︎家では、着替えや就寝など今まで一人でできていたことができなくなる
◾︎友達の家などには行きたがらず
家で遊ぶことが多くなり
母親が一緒ならばどこでも行ける
◾︎学校では、緊張感が強く、気持ちが
不安定な状態。
あるいは、無理をして元気に振る舞う
ような様子が見られる
【苦悶期、進行期】
◾︎母親が一緒に登校しようとしても
泣いて強い抵抗を示す
◾︎母親のそばをかたときも離れようと
しなくなり、幼児退行現象が現れる
◾︎兄弟がいる場合母親を独占しようとする
◾︎父親に対して口をきかなかったり
敵意のある言動を示すことがある
◾︎友達が遊びに来ても、隠れるなどして会おうとしない場合がある
【休息期、混乱期】
◾︎まだまだ一人で学校に行くことを
嫌がり、母親と一緒に行けたとしても
保健室登校のような形式が多い
精神的には安定するようになる
◾︎家で好きなことをして過ごし
気分的に安定している様子が見られる
◾︎放課後に友だちが家に遊びにきても
嫌がらず、楽しく遊ぶようになる
行動できる範囲が少しずつ
広がっていく。
◾︎家の手伝いや、短い時間の留守番
などができるようになる
◾︎家庭訪問にいらした先生にも自分
から会うことができ、学校のことを
話題にしたり、先生と遊んだりする
ことができるようなる
【回復期】
◾︎家の中では母親から離れ
一人で遊ぶ時間が増えてくる
◾︎母親がいなくても、仲の良い友達
となら、外でも元気に遊ぶようになる
◾︎登校においては、引き続き母親を
必要としつつも、教室まで送っていくのが校門までになり、校門まで送っていたのが通学路の途中までという風に
同行する距離が短くなってくる
◾︎保健室登校から、少しずつ教室でみんなと同じように過ごせる時間が増えてくる
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