【うつ病経験者が語る】うつ病を「治して」はいけない?理由。
みなさんこんにちは。うつ病ミニマリストのだるまさんです。
今回もたくさんある記事の中からこの記事を見つけてくださって感謝感謝です。
皆さんは病気になったとき、「治したい!」って思いますよね。風邪をひいてしまったら治したいし、虫歯になったら虫歯を治したい。傷ができたら治したいし、足を骨折したらまた歩けるように治したい。当たり前ですよね。
ふつう病気になったら「治す」のが正解です。でも中には治ったらダメな病気もあるんです。
それは『うつ病』です。
いまうつ病を抱えている多くの人が「元に戻りたい」「うつ病を治したい」って思っていると思います。僕も最初は同じことを考えていました。
でも「治す」って、「元に戻す」っていう意味ですよね。うつ病から回復するためには、この「治す」意識だとなかなか治らないんです。
うつ病をから治っちゃダメな理由。
なんでうつ病は他の病気と違って「治す」意識だとなかなか回復できないのか。
それは元の状態が良くなかったがために「病気」になったからなんです。
僕の例でいうと、うつ病になる前はとても見栄っ張りな性格でした。周りの目が気になるが故に見栄を張って自分をよく見せていました。でも、そのせいで本当の自分を見せるのが怖くていつもどこか人に対してビクビクしてましたし、周りのちょっとした言葉を気にするようになっていました。
周りの意見が第一になってしまって完全に自分を失い、相手の人生を生きていました。
そんな自分を自己否定して自信がなくなり、また同じ時期にいろんなことが重なり、2020年3月にうつ病と診断されました。
僕がうつ病から「治った」状態は、この周りの目が気になって自己否定して自信のない自分に戻るっていうことになります。これだと、せっかくうつ病から回復できても、いずれまた同じ思考に囚われてうつ病になってしまいかねません。
うつ病は一度回復しても繰り返しやすい病気だといわれています。それは「治った」状態で、うつ病の原因があった元の自分に戻ってしまってマインドがそれまでと変わってないからだと僕は思っています。
だからうつ病は「治す」意識だとなかなか回復できないんです。
生まれ変わる意識。
じゃあうつ病を治すんじゃなくて、どう考えればいいのか。
それは「生まれ変わる」意識です。自分のマインドをうつ病になる前となった後で変えなくてはなりません。
ゲームでいう「リセット」ボタンを押す感覚です。自分のマインドや思考の癖を1回ゼロベースで考えてみて、そこから正しいマインドに修正していくことが必要になります。
僕自身もこの「生まれ変わる」意識を持って行動してから、日々の生活が180度変わって見えるようになりました。格段に生きやすくなったんです。
新しい自分に生まれ変わるために、自然と行動量が増えました。それは本を読んで自分が陥っている思考の癖である「認知の歪み」を正したり、こう変わりたいという理想像に向かってコミュニティに行って実際に行動してみたり。
こういう一歩でも前に進んでいる実感、成長している実感が自分への自信へとつながっていきました。そうやって自信がついてくると、より自分を成長させたくなって積極的に行動するようになって、っていう具合にいい循環が生まれます。
このいい循環を生み出すための第一歩が「生まれ変わる」意識なんです。
最後に。
とはいえ、僕も最初から「生まれ変わる」意識を持てたわけではありません。最初は文字通り生きているので精一杯でした。1日中ベッドの上で天井を見上げる生活をしていたし、常に息苦しさを感じていた時期がありました。
そんな時は思いっきり眠ることです。飽きるまでとことん眠ること。人はずっと同じことをし続けられない生き物なので、そのうち他のことをしたくなってきます。
だからそのときまでひたすら眠ればいい。
何か動きたくなるそのときに向けて、頭の隅っこに「生まれ変わる」意識を持っておくだけで違ってくると思います。
うつ病は治してはダメですよ。生まれ変わってください。
新しい自分と出会うために。
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それではまた次回もお会いしましょう。