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うつ病になった僕が言われて嫌だったこと。

みなさんこんにちは。うつ病ミニマリストのだるまさんです。

今回もたくさんある記事の中からこの記事を見つけてくださって感謝感謝です。

みなさんはうつ病と聞くとどんなイメージがありますか。

メンタルが弱い人がなるもの?働きすぎるとなるもの?ただの甘え?

これらは僕がうつ病になる前に持ってたイメージです。

うつ病は社会的に理解されるようになってきてはいますが、なったことのない人にとっては、なかなか理解しにくいこともあるんじゃないでしょうか。

理解ができないからこそ、良かれと思ってやった言動が、実はうつ病の本人にとっては逆効果だったなんてこともよくあります。

僕もそんなことを経験したことが何度もあります。心配してくれる気持ちはほんとに嬉しいんですけどね。

以前、僕がうつ病のときされて嫌だったことについて書きました。

今回は『言葉編』です。

言われて嫌だと感じるとき。

後ほど僕が実際に言われて嫌だった言葉を紹介していきますが、その前にもっとざっくりとどんなスタンスで言われた言葉が嫌だと感じるのか考えてみました。

それは、心配や共感するが故に自分の目線と同じ目線で話されることにギャップを感じたときなんじゃないかと思いました。

ケガや風邪をひいた人を目の前にすると、心配の気持ちや自分の経験と照らし合わせてしまって、なにか優しい言葉をかけてあげたくなりますよね。それが人間の性だと思います。

でも、精神的な病気はケガや風邪の人と同じように接してしまうと、本当に自分の気持ちを理解してくれてるのか心配になったり、相手の言葉を素直に受け取れなかったりして、そこにギャップが生まれて良かれと思って言った言葉が逆効果になってしまうことがあります。

だからといって、どんな言葉をかけてあげれば正解かは人によって違うのでなかなか難しい問題ですね。

うつ病の人に「頑張って」と言ってはいけないって聞いたことありませんか?

これも多くの人に当てはまるだけで、反対に元気が出るように頑張ってって言ってほしい人も少なからずいると思うんです。

だからこれから紹介する僕が嫌だと感じた言葉もあくまで「僕」の視点からのものなので、全員に当てはまるものではありません。

ただ、うつ病の人が考えがちなマインドがわかってもらえると思うので、以下に書いていきたいと思います。


実際に言われて嫌だったこと。

ここからは僕が実際に言われて嫌だったことについて3つ紹介していきます。

【1】調子の悪い時期ってあるよね。

これは僕が復職をして、課長と面談をしたときに言われた言葉です。

たしかに日々生活していれば、体調や人間関係などで調子が悪い時期はありますよね。人間だもの。

もしかしたらつらい気持ちを共有しようと言ってくれた言葉だったのかもしれません。

でもうつ病は調子の良し悪しで片付けられるものではありません。うつ病の入り口はいろいろな悩みや人間関係なのかもしれませんが、症状は普段の気持ちの落ち込みとは全く違うものになります。

僕が経験したうつ病の症状については以前別の記事にまとめたので、そちらもぜひ読んでみてください。

課長は、うつ病はただ気持ちが落ち込んでいるだけ、くらいにしか理解していないんだなと感じて、悲しい気持ちになってしまいました。実際僕もうつ病になる前はそう思ってたんですけどね。笑 


【2】みんなもいろいろ大変だからね。

これも課長に言われた言葉です。課長も管理職で1つのチームをまとめていかなくてはいけない立場で、たとえ大変でも部下に仕事をお願いしなくちゃいけないわけなので、仕事上そう考えるのは仕方のないことかもしれません。

でも役職関係なく、1人の大人としてうつ病の人にかける言葉としては間違いだと思います。

少なくとも僕は、社会はつらいこと・思い通りにいかないことがあるのが当たり前だからみんなも同じくらいつらい経験してるんだよ、と言われているように感じてしまいました。うつ病になったのはあなたに問題があるみたいな。

たしかに僕もうつ病になって、ほかの人よりも繊細な部分があることに気づきました。人よりもつらいこと、嫌なことに対する対処が下手だとは思います。

が、だからといって「みんなも大変だからね」のひとことで片付けてしまっていいんでしょうか?

ときどき社会には番人に共通するつらさ、苦しさのバロメーターでもあるかのように感じてしまうときがあります。あなたのつらさはこのつらさに比べたらまだマシみたいな、絶対的な基準があって比較可能なイメージ。

でもほんとは人のつらさに優劣ってつけられないですよね。

感情はあくまで主観的なものだから、その人がどう感じるか、その人の感情が全てなんです。

だからそれは人と比べるべきじゃないし、そもそも比較ができない。そう思うんです。

でもこの言葉は「君よりもつらい人はいくらでもいるよ」と言われた感じでした。(ちょっと神経質なだけかもしれませんが。笑)


【3】こっちで仕事はやっておくね。

これは休職中に上司から言われました。

この言葉は「ありがたいことじゃん、何か嫌なポイントある?」って思う人も多いと思います。

たしかにすごく嬉しい言葉ではありましたが、それと同時に自分がすごくちっぽけな存在に思えたんです。

僕のいままでやってきた仕事は、周りの人が手分けしてやればできちゃう仕事だったんだって。

でも組織って本来それが当たり前なんですよね。その人にしかできないことがあったら、その人がいなくなったとき組織が崩壊してしまいますから。

それはわかってるんですが、どこかで自分にしかできない仕事なんだと思っていたかったんだと思います。

だから、この言葉を言われたとき、ネガティブな気持ちになっていたのもありますが、余計に「自分なんて」と思ってしまいました。

そしてその後「自分なんていまの職場に必要ないんじゃないか、生きてる価値ないんじゃないか」と自問自答するきっかけにもなりました。


ちょっとした言葉に反応してしまう病気。

今回は僕がうつ病になって言われて嫌だった言葉を紹介してきました。

もしかしたら深刻に考えすぎと思った言葉もあったかもしれません。でもうつ病になると本人は何気なく放った言葉でも、その言葉の真意を深く考えてマイナスな方向で捉えてしまう場合があります。(もともとのマインドによるところもあると思います。)

目が見えない人のつらさはその人にしかわからないように、究極的にはうつ病もうつ病になった人にしかわからないと思います。

でも、わからないことに蓋をしてしまうんじゃなくて、少しでも理解しようとする姿勢は常に持っておくことが必要なんじゃないでしょうか。

全ての人が少しでもハッピーに生きられますように。


今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。ぜひ「いいな」って思っていただけたら「すき♡」や「フォロー」もよろしくお願いします。


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