気付くか、気付かないか
新年度になり1ヶ月が経ちました。
この1ヶ月は1年間を左右する大切な1ヶ月だと思っています。早く1年間の物的・人的環境を整えたり、学級担任としての方向性を示したりしないといけないと私は思っています。
そんな1か月をバタバタしてすごしていますと、児童生徒の変化を見落としがちです。
そこで『気付くか、気付かないか』が1年間の別れ道になります。
この、『気付くか、気付かないか』は残念ながらその人のそれまでの人生経験に大きく影響していると思います。
私生活や職場の同僚との仕事などで『ゆっくりと自然と身に付くもの』で
『短時間の研修や現場だけでは身につかないもの』だと思います。
例えば、昨今はパワハラ問題で強く言えないですが、若い内は率先して仕事をすると気付けることもたくさんあったなあと思うわけです。
私は若い時に、職員室のコーヒーを毎朝作っていました。
新卒の頃。先輩に『若いから何でもやれって言うのはムカつく』と飲み会で話しました。
すると、先輩はこう返しました。
『俺は若い時に、〇〇主任とか職場で組織に貢献する仕事がなかったから、せめてコーヒーと思って作っていたよ。』
この話を聞いて、私なりに組織と言う視点に気付くことができました。
だからと言って、コーヒーを作れとは言いません。これは私なりに気付いたことであるだけ。
だいぶ、年齢を重ねましたが、今でもグラウンドにラインを引いたり、研修の準備を手伝ったり、集会行事の準備をしたり、率先してするようにしています。
別に誰かに見て欲しいわけではないですし、私なりに『この感覚が子どもたちの前や保護者の皆様にも活かせること』に気付いたことがあるからしています。
若い人はしていないようです。だからと言って声はかけません。パワハラと言われるのはごめんだからです。その人なりに気付くことがあればいいのではないかと思います。
気付けるか、気付けないか。
それは、組織で貢献したいと言う思いや
どれだけ他者に思いを馳せることができるか
もちろんこんな要素もありそうですね。
さて、
今年はどんな1年になるのでしょうか。