俺インザユニバース
私は良くも悪くも形にこだわってしまうきらいがあり、クリスマスには毎年チキンやケーキを食べてしまうし、年末は一年の総括をしたがってしまう。
今年はどんな一年だっただろうと振り返ったところで、去年の続きでしかないし、来年だって今年の続きでしかないと思う。
といいつつも、去年も面倒だどうでもいいと文句を言いながらも結局年末にしっかり投稿をしていたようだ。
大晦日の夜、時間を持て余しているので、みかんでも食べながらとりとめのない事を書いてみようと思う。
今年も初めての経験はそれなりにあった。だけど感情の起伏が少なくなっているので全く鮮烈に感じない。むしろ無限にあるタスクを減らしたくらいの不毛感すらある。無限なんだから減ってすらいない。
鮮烈に感じないことをまるで良くないことかのようにいっているけど、別にそういうわけでもないし、そんなことはそもそも重要でないかもしれない。
刺激を追い求めてしまうのは、性分や美学なんかではなく、ただのドーパミン中毒の症状でしかない。いつか枯渇するのがわかりきっている。
いつまでも同じことは繰り返していられない。
だから、自ら問題に飛び込み懊悩煩悶し、飛んだり跳ねたりして力業で生を実感しようとするのはもう終わりにしたいと思っている。
私は座右の銘なんてものは持っていないけども、人生の指針の一つとして、「他人に嘘はついてもいいけど自分に嘘はつかない」ということを意識してきたつもりだ。嘘と一口に言っても色々あるが、出鱈目な虚言や相手を傷つけることが目的の嘘はもちろん省く。
例えば、自分が全然大丈夫じゃない時に、人に大丈夫だと嘘をつくのはいいが、自分に大丈夫だと嘘をつくのはダメだということだ。
だけど全然守れていなかった。さすが無意識の自己保身というものは恐ろしいもので、自分の意識の力だけでは感知できない。何故なら無意識だから。
まったくもって自分の内省なんてたかがしれていて、つくづくため息が出る。自分のことを信じなくては生きていけないけど、同じくらい疑わなくてはいけないのは辛いところだ。当たり前のことだが。
今更過ぎて人からは嗤われてしまうだろうけど、これからはもう少し現実的な視点を持って、丁寧に着実に、少しでも地に足がつくような生活を心がけたいと思う。大事なことを見過ごさないように、見落とさないようにしたい。他者と自分を比較して、焦ったり落ち込んだりしないように。
一時の不安や寂しさに負けないように。
自分にとって本当に大事なことは何か、守りたいものは何か、死ぬまでに成し遂げたいものはなんなのか。改めて考えたいと思う。
10年前の自分にも、30年後の自分にも、好きになってもらえる自分でありたい。
来年はというか、これからはもっとちゃんと努力して、ちゃんと評価されて、ちゃんと悔しい思いをしたいと思う。
それではみなさん、読んでくれてありがとう。よいお年を!