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  • 昔の日記

    昔書いた日記です。今より性格が大分露悪的で、内容が良くも悪くもあけすけと書かれすぎているのであえて有料で公開してみます。全部で11記事です。

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    その日を摘め

    11/6 受注生産の端数分でマジでほんの少しだけ在庫あるので入れときます。 発送は基本3日以内には送りますが、11/15〜20は海外にいるため遅れますのでご了承ください。
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最近の記事

楳図かずお先生

今日、仕事中に何年も連絡をとっていなかった友人から着信があった。 何か急用でもあったのかと昼休憩中にかけなおしてみると、挨拶もなく開口一番に「楳図かずおが死んだ」と聞こえてきた。 なにがなんやらわからなかったので一度電話を切り、ネットニュースを見てみると、先生の訃報が流れていた。 楳図かずお先生。 わたしは楳図先生の描く絵が、漫画が、物語が、キャラクターが、色彩感覚が、とても大好きでした。 先生を吉祥寺の街で見かけたことも何度かあります。話しかけることはできなかったけど、姿

    • 遊化、逝け、ユートピア

      カーテンの隙間から光が差し込み、鳥の声がきこえてくるまで、夜通し不動産サイトを見続けていた。 なんの鳥が鳴いているのだろう。スズメだろうか、ヒバリだろうか、ヒヨドリだろうか。数えきれないほどきいているはずなのに、どの鳥がどんな姿かたちをしていて、どんな声で鳴いているのか、そんなことすら私は知らない。 数年前、同じことを雑草に対して思った。ほとんど毎日、そこらじゅうで見る緑。子供の頃は一緒に遊んだりもした。それなのに、名前も知らないなんて。そのことが、なんだかべらぼうに不誠実な

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      • 普通の日記

        こんばんは。 オチをつけなきゃとか、面白いことを書かなきゃとか、そういうことを考えずに気楽に普通の日記を書いてみようじゃねえのっていう試みだぜ。 別にいつもだってオチも無けりゃ面白くもねーじゃんって思っている人もいらっしゃるかとはおもいますが、本当にその通りですわな。 最近、小学校からの幼馴染の結婚報告と、直近の元カレが同棲をはじめたらしいとの報せが立て続けにあって、それはめでたいですねぇと本当に思っていたのだが、正直くらっていた… わたしは結婚などせず一生一人で生きてい

        • ブルボン菓子の賄賂

          三連休だ。 今年の2月からカレンダー通りの生活を送っている。 最近は平日の疲れがなかなかとれず、この二日間は泥のように眠って過ごしてしまった。起きているときも虚空を見つめているだけである。 金曜日に職場の飲み会があった。あったというか、私が開催した。 同じ派遣会社のSさんが今月末でクビになるということだったので、送別会を開催することにしたのだ。 ある日、Sさんが私のデスクのところまでこっそり来て、少し気まずそうにしながら解雇を通達された旨を伝えてくれた。他に伝える予定の人は

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        • 昔の日記
          11本
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        記事

          ダリッタの夏に観たい映画5選

          わたしは現在、諸事情により映画館以外で映画を観ることを禁止した生活をしているので、家で映画を観ることはできないのですが、そんな意味のわからないルールに縛られていないみなさんは、好きな時に好きな映画を観られるわけですよね?いいなぁ~ わたしが住む愛すべきTOKYOCITYの今日の気温は37℃でした。 この酷暑の中、日中にあえて外に出る理由は全くないですよね。 できれば、クーラーの効いた部屋の中で、映画でも観ながらゆっくりしたい……という人も多いのではないのでしょうか? 映画っ

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          ダリッタの夏に観たい映画5選

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          あんまり不特定多数の人に読まれたくないので鍵代わりに有料にしてます

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          幻のラスポテトを探れ!!

          みなさんにとっての「思い出の味」ってなんですか? 昔よく食べていたものとひとくちにいっても、再現可能なものもあればそうじゃないものもありますよね。例えば、死んだ婆ちゃんが作ってくれた佃煮や、閉店してしまった定食屋の定食なんかはもう食べられないけど、子供の頃に食べていたポケモンパン(いちご蒸しケーキ)やフルーツの森は今でもまあまあ容易く手に入る。今でも食べられるものと、今では食べられないものがあるわけです。 わたしにとってそんな思い出の味の一つであるのが「ラスポテト」だ。

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          幻のラスポテトを探れ!!

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          うつし世は夢、夜の夢も夢

          本当に久しぶりに文章を書く。 日々色々なことが起こり、様々な気付きや発見があり、泣いたり笑ったり怒ったりしているはずだが、まったく気に留めていないのですべて忘れてしまう。 どこかに書こうとか、誰かに話そうとか、アウトプットする習慣や機会があれば逐一整理するのだろうけど、最近はどちらも怠けがちだ。 印象的なことは?と聞かれても即答できないくらいぼーっと生きている。物事に優先順位がつけられないどころか時系列すら怪しい。全部夢なのか? 人生で折々に感じた確信や熱情が、ほんの一瞬で、

          うつし世は夢、夜の夢も夢

          SHIBUYA TSUTAYAなき渋谷なんて

          2023年10月31日、SHIBUYA TSUTAYAが閉店した。他の店舗はほとんど「TSUTAYA〇〇店」という表記なのに、なぜかローマ字表記のSHIBUYA TSUTAYAが閉店してしまった。 私は渋谷という街が好きではない。 昔道玄坂のあたりで働いていたこともあるが、渋谷成分をなるべく感じないために渋谷駅では降りずに井の頭線の渋谷の隣駅である神泉駅で降りたりしていた。できれば渋谷には近寄りたくない。なんだか落ち着かない。臭い。基本的に映画館以外に用が無い。渋谷にいる時

          SHIBUYA TSUTAYAなき渋谷なんて

          ウズベキスタン旅行記

          9月8日~9月14日まで、一人でウズベキスタンへ行ってきました。 4年ぶりの海外旅行。7年ぶりの海外一人旅です。 7月中旬頃から精神的不調で仕事に行けなくなり、全ての人間関係を遮断してしばしの間石ころになってましたが、私は全ての感情や状態が長引かないタイプなので、あっという間に調子を取り戻して人間に戻り、ふと旅にでも行こうと思い立ちました。 周りの人間からは躁鬱に見えているかもしれないけど、たぶんそんなことはないと思います。別にそんなことはどうでもいいよね。いよいよやばいと思

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          ウズベキスタン旅行記

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          俺インザユニバース

          私は良くも悪くも形にこだわってしまうきらいがあり、クリスマスには毎年チキンやケーキを食べてしまうし、年末は一年の総括をしたがってしまう。 今年はどんな一年だっただろうと振り返ったところで、去年の続きでしかないし、来年だって今年の続きでしかないと思う。 といいつつも、去年も面倒だどうでもいいと文句を言いながらも結局年末にしっかり投稿をしていたようだ。 大晦日の夜、時間を持て余しているので、みかんでも食べながらとりとめのない事を書いてみようと思う。 今年も初めての経験はそれなり

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          働かざる者ヒアルロン酸を入れるべからず

          自分にできる仕事なんてものはただでさえ限られていて、どうせ押しなべて低賃金であるから、ならばせめて未経験のことや好奇心が満たされる仕事をしようという指針で生きてきた結果、マンネリを感じたタイミングで仕事を辞めてしまうようになってしまった。そもそも自分に出来るような時間給の仕事には責任も伴わなけりゃ将来性もなく、基本的には真面目に頑張れば頑張るほど搾取されるだけである。天井が知れてる。長く続けるメリットは無し。旨味ゼロ。貧乏は我慢できるけど退屈は我慢できないぜ。俺は寄る辺ない根

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          みそあまりふたつ

          先日32歳になった。ただの32歳ではない。何も積み重ねることができなかった32歳である。状況によっては、自分の意思に反して年齢を堂々と言う事に躊躇してしまう時がある。32歳。圧力さえ感じる年齢だ。 今月はアパートの更新月でもあった。引っ越す金があるわけもないので、問答無用で更新書類に判を押した。

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          午後九時のいくじなし

          この数時間私がやっていることといえば、空いた喫茶店の窓際の席で、ガラスの向こうに植えてある観葉植物を這っている蟻を眺めているだけだ。枝から葉へ、葉から枝へと移動している。見失う度にため息をついて、もうとっくに冷めてしまったぬるいコーヒーをちびっと一口飲んではまた別の蟻を探し、目で追うのを意味もなく繰り返している。一度見失ってしまった同じ蟻かもしれないが、そんなことはどっちだっていい。 吐露したいことがたくさんあるはずなのに、言葉にならない。言葉にならなくては私から外へ出るこ

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          行く年来る年セラヴィ

          正直言ってね、一年を振り返るとか、もうそういうことすらどうでもいいし面倒くさくなってしまっているんですよ私は。 一区切りも心機一転もクソもなく、ただ地続きで人生が続いていくだけ。 何もかもが鮮烈で、意味があって、身に起こる出来事の一つ一つがどんな未来に繋がるのかと、浮き足立ったり、胸を踊らせたりしていた時代もあったけども、今となっては全ての出来事が事件性がないものとして私によって処理されていく。頼むからもっとちゃんと捜査してくれ!

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          殴り書き

          ある時期に毎日欠かさず書いていた日記帳があって、今でもごく稀に書いてはいるけれど、頻度が低すぎるせいもあって省略されているものが多すぎるし、あまりに抽象的なので最近の日記は読み返してもあまり面白くない。 今日、なんとなく毎日書いていた頃の昔の日記を読み漁っていたら、一度自分が経験したことを記しているとは思えないほど新鮮な驚きと発見があって面白かった。忘れずにいることより忘れてしまうことの方が自然だと思えるくらい取るに足らない細かいことまでみっちりと書いてあった。あの頃はどうし

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