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大人になり思い出すことも楽しい。思い出をつくってくれる会社【推したい会社】



思い出

「エポック社」と言ってピンとこない人も、「シルバニアファミリー」と聞けば思い出すだろう。

「シルバニアファミリー派」

わたしが選んだのは、エポック社の「シルバニアファミリー」だった。

リカちゃんとジェニーちゃん、そして、今は製造されていない3年2組のなかまたちを含め、色々な人形の派閥 。

派閥があるのはお金の問題でもある。
クラスに一人は、満遍なく色々なおもちゃを買える家庭はあるが、庶民は「このおもちゃラインナップでいきます!」という決意がないと、おもちゃを揃えることができない。
また派閥同士で遊ぶことにより、「これはマキちゃんちにあるから買わなくていいや…」そんな判断ができるのだ。
派閥は、政治じゃなくとも金の匂いがする…。

さて、話を戻すと、当時シルバニアファミリーの家具は緑色。
どんな緑色かと言うと「ギョっとするような緑色」だった。

しばらくすると「アーバンライフシリーズ」という、今のシルバニアファミリーシリーズの基調となる木目調の家具が販売されはじめた。
シリーズ最初は、犬のファミリーだった。

クリスマス、お正月、誕生日、あらゆる機会に買い集め、もともと持っていたおなじみの三角屋根の家の他に、モダンなアーバンスタイルの家を手に入れた。このツイートのSタイプよりよりもっと大きな家で、おそらく1988年より前に発売されているはずだ。

家を手に入れたときの高揚感は、今でも思いだす。その約25年後にマイホームを建てたときより間違いなく高く、テンション爆あげアイテムだった。

ちなみに、友達と遊ぶより、一人で黙々と遊ぶのが好きだった。
セリフは口に出したりしない。全て心の中で話すのだ。

シルバニアファミリーに悪者はいない。
アンパンマンとバイキンマンのような対立関係もない。
子どもたちが自由につくる世界がある。そこが魅力なんだと思う。
全員悪役だっていい。

【貧乏なウサギファミリーがお金持ち犬ファミリーに取り立てにあうが、最後は父ウサギがお金を掘り当てて立場が逆転する】というシナリオを考え遊んだこともある。家が2つあることで、世界が広がったのだ。アイテムが創造力を刺激する。

小学一、二年生くらいだったと思う。おそらくストーリーは小公女セーラーのパクリだと思って調べたらビンゴだった。(1985年1月〜)

最終的にパクリストーリーにひと手間加え最終的には、
【貧乏は一生貧乏、お金持ちは、ずっとお金持ち】までいきついた。
お金を掘り当てたウサギ父は散財し、また貧乏に戻るのだ。
ここでわたしのシルバニアファミリーの記憶が止まっている。このシナリオのおかげで現実と向き合ったんだろうか…。

現在

現実に向き合って、それから数十年後随分遅くに平凡な結婚したわたしは、娘たちがシルバニアファミリーで遊ぶことになるなんて思いもしなかった。

頼まれもしないのにせっせと買う。
育児に行きづまり、ガンガンポチる。
もうこれ、娘のためじゃない自分のためだ。

家具や家は進化し、展望台やスーパーマーケット、本物のようなケーキ、パン屋さんなどなど。見るだけで心が踊る。

たまに、足の裏で小物を踏む。
その時に思いだす。
ブラックなシナリオで遊んだシルバニアファミリーを。
ギョっとするような緑色の家具を。

その後、娘たちは幼稚園児になり、わたしが体験しなかったおもちゃにハマった。
偶然にもエポック社である。
その名は「アクアビーズ」だ。

透明な板にイラストの絵どおりにビーズを並べれば好きなキャラクターがビーズで作れる。
ビーズの色によって個性も出せるし、何より手先の発達にもよい。

お世話になりました。そして、ビーズをぶちまけて掃除機ですったり、足で踏んだり(またか)

未来

アクアビーズは、わたしか子どもたちと遊んだように、娘たちが自分の子どもと遊び「懐かしい」と思ってくれるだろうか。シルバニアもしかり。

よい商品は残り続ける。
思い出を家族と共有できるのだ。

SDGsなどの社会的貢献ももちろん大切だけれども、長く愛される商品を作ることも立派な貢献だ。
人の心に灯りを、テンションを。

エポック社の理念はわたしに届いています!
わたしの熱い思いも届け〜!!
これからもずっと応援しています。



※画像はすべてエポック社公式サイトのものです。




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だら子
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