「絶望」と「才能」について
才能の隣にはいつも絶望があり
絶望の隣にはいつも才能がある
はじめに
(本投稿は新曲『サディスティックジングル』に関連する投稿です。)
「音楽」はその人の人生や背景によって聴こえ方や受け取り方を無数に変化させるものだと考えています。そのためこの投稿の内容 = 作品の正解ではありません。
この解釈はだらにとっての正解なので、あなたの解釈と一致しなくともそれが正解です。むしろあなたにとっての正解と照らし合わせてその差異を楽しんで頂けたら嬉しいです!その中で一致する点があったら、それはかなりアツいなと思います!
https://note.com/dara_music_diary/n/n7b61d8acdf94
諦められたならどんなによかっただろう
僕は自分の非力に打ちのめされながら過ごす時間が多いです。
思った通りの音が出ない。思った通りに歌えない。
なんでできないんだろう。
なんで。なんで。なんで_。
ミゾオチの奥が握られるような
吐き気にも近い嫌悪感と緊迫感。
できない。できない。できない_。
諦められる性格だったらどんなによかっただろうか。
僕はこの苦しみを受け入れ、生涯を共にすることでしか
人生を遂行することができないのだと。
最近分かってきました。
奇跡みたいな瞬間が好き
憧れに近づこうとする時。
例えば、好きなバンドをトレースする時。
例えば、ギター。
絶望的に弾けない。
このフレーズは絶対弾けないじゃないかと泣きながら練習するものの、30分くらいやったら一度ギターを置いています。今日は無理だなって。
でも寝る前くらいにまた気になってくる。
あの曲、弾きたいな。
弾けないな。
弾きたいな。
弾けないな_。
絶対に無理だと思いながら数日、数ヶ月と時間だけが過ぎていきます。
1秒も練習しない日もあれば、ふとしたきっかけでモチベーションが上がる日もあります。
ムラっ気でだらっとしている性格ですが、不思議なことにずっとギターを触っているとある日突然限界を超える瞬間が訪れることがあります。
限界の続き_。
その向こう側へ到達する瞬間。
この奇跡みたいな瞬間が大好きです。
僕のかすかな才能を感じさせてくれるこの瞬間が
ささやかで無敵の喜びをもたらしてくれるのだと_。
これは"契約"めいていて、
そしてこの"契約"はアンバランスであり対等です。
絶望を一緒に抱えなければ僕の人生は完成しないという
謎めいた僕と「 」との契約。
初めて作った「季節に囚われた作品」
以前他の投稿で書いたかもしれませんが
僕の音楽の多くは、僕の中で生まれた内面的な感情をエネルギーに形成されています。
それ故に、作品に季節感や時々のイベント事が絡むことは無かったですし、無機質で無季節なものばかりだったと思います。多分。
今作『サディスティックジングル』はクリスマスというテーマに、自分の内面性とスタイルを思う存分詰め込むことができた会心の作品だと感じています。
また、たくさん聴いて頂けるように、
クリスマスソングだけど一年中聴ける様な言葉遣いやサウンドを追求しました。これまで無季(機)的な作品を作ってきた僕こそができる融合形にしてみたかった。
個人的に歌詞もオケもメロディも、すごく好きな作品です。
「絶望」と「才能」について。あなたはどう考えますか。
良い子ではない僕には、サンタさんは二択も選ばせてくれないのです。
才能は単体で与えられるものではなく絶望が付随している。逆も然り。
(僕の場合はね)
サディスティックジングル / だら × 初音ミク
おわりに
ここまで読んで下さって、また日頃より作品を聴いて下さって本当にありがとうございます。
今年はオリジナル曲8曲、合作2曲、だらっとグッズの販売とたくさん挑戦することができました。ひとえに皆さまの温かい応援のおかげです。
僕からも目に見える形でお返ししていきたいですし、これからも進化したかっこいい作品を創っていけたらと思います。
自分と聴いてくれる方を大切に。
精進していきます。
2023年ありがとうございました。
2024年もよろしくお願いします!
だら
おまけ (※ネタバレ注意)
先日投稿した『サディスティックジングル』ですが、
歌詞に潜む隠しワードについて何名かの方に発見されています。
そらみみめいたこっそり隠したワードに気がつきましたか?僕の作詞は自由なので。母音や子音を省略したりしてます。
でも雰囲気や世界は壊さずに。
創作とは僕の精神世界と向き合う時間なのかも。
<隠しワードのヒント>
・トナカイ
・ケーキ
・ノエル
・くつした
・サンタクロース(高難度)
ピンときた方はDMでもコメントでも構いませんので気軽に教えてください!
特に「サンタクロース」は見つけられたらすごい。
よかったら遊んでみてね!
以上。おまけでした~。