愛の手「丸鶴から他愛の深さに気づいた日」No.8
「愛の手」は日常の愛や愛の実践について書いたエッセイです
どうもコウキです
youtubeで「黙飯」というチャンネルがある
全国各地の飲食店を取材して仕込みから営業までをありのままに映した
ドキュメンタリー動画を高頻度で挙げてくれている
2024年12月31日に投稿された動画で「丸鶴」という町中華の最後の日を取材した動画がある
「丸鶴」は元ホストの城咲仁さんのお父さんが切り盛りしている店として有名で、レタスチャーハンやとびっこチャーハンが人気がある
しかし、店主の体がもう限界ということがあり、12月27日で閉店することになった
最後の日というだけあって開店前に300人以上の人が並んで、100件以上の持ち帰りがあった
途中で倒れそうになりながらも、昼の部、夜の部を終える事ができた
店にきてくれたお客さんのために、限界を超えて一生懸命に鍋を降る姿に、
おびただしい程の愛を感じ、感動して思わず拍手をした
59年やってきたそうだが、その歴史の最後をこうして映像に収めて
見ることができて嬉しいのと同時に、
食べに行きたかったなと残念な気持ちもある
自分のことより他人を幸福にしたいという他愛の極致を目の当たりにして、
商売という大きな愛を与えられる行為の素晴らしさを知った
そして最後お客さんから「お疲れ様です」、
「美味しかったです」といった言葉で涙して、
愛した分の何倍もの愛が返ってきたという場面も見ることができた
本当に輝いて見えた
昔だったらこうはならなかっただろう
これからは、美味しかったことをお店の人に伝えるために
今までは、ボソボソと言っていたけど表現を改めようと思った
多少オーバーでも「作ってくれてありがとう、愛情たっぷりで美味しかったです」と伝えられる人間になりたい
そう気付かされた動画でした