あなたのストーリーを作詞します！第二弾：恋したら、誰だって綺麗になりたい

彗星の如く現れた可愛い女の子
黄色いドレス
黄色いお花のイヤリング
髪には黄色いリボン

ベストテンスポットライト
名前を間違えられても
訂正することもせず
泣くこともなく

私は、これからよと言わんばかりに
一言一言
歌詞を噛みしめるように
丁寧にデビュー曲
ファースト・デイトを歌いきった

芯の強さとはウラハラに
誰にも優しいあなた
気まぐれでデートに誘ってくれたの？
それなのにワクワクしていると
清純な女の子を語るように

ピンクのマニキュアさえ
まだまだ、お預けなのと
等身大の女の子を無理なく発揮

目が悪くて
牛乳瓶の底のような
分厚いメガネをかけながら
可愛い子は何をしても可愛いと
証明してみせた

夢を叶えたいために
勉強をして校内１位を取ったのは
あまりにも有名な話

頭が良いだけでなく
美術の才能もあって
大好きな河合奈保子さん
恥ずかしそうに書いた油絵を見せた

奈保子スマイルが伝わってくる
時間をかけて描かれた絵は
奈保子愛が詰まっていたのを忘れない

どんな番組でも
成長した胸の話題になると
サイズはいくつ？と聞かれて
恥ずかしそうに否定しながら
２つですと
とっさの切り返しも上手かった

新人賞に選ばれたリトルプリンセス
感情を抑えながらも
涙が溢れて音程を外しながら歌いきった

デビューから１年
最大の目標だったはずの
最優秀新人賞に選ばれた時
喜びをあらわに
恋したら、誰だって綺麗になりたい
この時も涙声で歌いあげた

今でこそ、賞レースは影響しなくなったけど
ユッコ、あなたの時代は
まだまだ、賞レースに立たされていた

しっかりと歌い届ける
あなたの真面目さ
可愛さ、可憐さはいつまでも変わらない

写真集に残されたあなたは
まるで、水に濡れたマーメイド
美しく健気な雰囲気

そう…ユッコは
いつだって、ファンの声に応えてきた

睡眠時間を削って
ファーストコンサートのリハーサル
一体、どのくらい眠れているの？
心配だった

ポスト・聖子と言われ続けて
あなたへのプレッシャーは
誰にも言い表せないほどだっただろう

だって、私は岡田有希子だから
まるで、自分に言い聞かせるように
あなたは前を向いた

1985/10/31学園祭にあなたが来た時は
ファンが押しかけて危ない中
ママの選ぶドレスは…
風に乗って聞こえてきた
あなたの生歌を忘れない

いつまでも、一緒にいてね。
ステキの国からやって来た
リトル・プリンセス

駆け抜けた３年間だったけれど
たくさんの勇気・元気・癒しをくれた
あなたなら、きっと素敵なママになって
綺麗に歳を重ねていく姿が目に浮かぶよ

ユッコ、あなたは今もファンの中で
輝き続けている

それは、きっと永遠に…

＊アメブロでモニター募集している『あなたのストーリーを作詞します！』の第二弾作品です。

今度は、岡田有希子さんファンの方からの匿名での依頼でした。

依頼してくれた人の気持ちとしては、『ユッコの１ページになれば』とのこと。ユッコの１ページ・・・そんなことができるのだろうか？私の身は引き締まりました。

依頼主は、ユッコを網羅してきた生粋の熱烈なファン。

私は、時間の許す限り、ユッコを知ることから始めました。書いては消して、約１ヶ月半かかりました。

ご依頼主様、そして思いもよらない岡田有希子さんファンから、感激しました。

涙が出ましたなどの感想が、記事アップしてから、２時間ほど、鳴り止まなかったです。

大変、恐縮しましたが、岡田有希子さんファンにとっての１ページになれたのなら、私は最高に幸せです。