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現代文学の話
投稿31日目。
おはようございます、フルタイム勤務主婦のまみちです。
現在午後23時53分。
フリーランスになるまで残り1526日の夜です。
文豪と呼ばれる人たちの作品、読書好きという割にはあんまり読んできていなくて、ちょっとその点が引っ掛かってたりします。
読まなきゃなーと思うのですが、なかなか手がそっちに回らずに、世の中に普及されていく新しい作品にばかり目がいきがちです。
それでも何冊かは作品を読んでいるので、私と同じように現代文学に興味はあるけど、なかなか手がつけられないという人に、数少ない読了したお話を紹介したいと思います。
全部で4点!
人間椅子 江戸川乱歩
最近読んだ本になります。
100分で読めるシリーズ、この文庫、まずすごく薄くて手に取るハードルが低くすごく良かったです。
人間椅子はいくつか短編が入っている中の一つ。
その短編はどれもヒヤッとするというか、ゾワっとするというか、ちょっと背筋が凍るような気持ち悪い?ちょっと怖いお話集です。
中でもよく名前を聞くだけあり、人間椅子は格別におもしろかった。
古典といってもすごく読みやすく、人間椅子は特に読みやすかったです。
スタートから状況が理解できぬまま話がスタートし、読者は「人間椅子」という表題はわかってるわけですから、話が進むにつれて「人間椅子」という単語と物語の全貌が繋がっていきなるほどそういうことか!!!となる瞬間が一番面白いと思います。
気になる方はぜひ。
この1話だけなら20分もあれば読めます。
こころ 夏目漱石
随分前によんだので、物語の全貌をしっかり覚えているわけではないのでご了承ください。
私が初めて現代古典文学と言われる作品に触れた作品。
ドキドキしながら手に取りましたが、意外に現代小説と変わらないぐらいの読み心地にびっくりした記憶があります。
人間味溢れる私と先生のやりとりをほんのり覚えています。
読み直さなければ。
ふんわりした感想しか書きませんが、とにかく「意外に最後まで読めるやん!」という印象を持ったことをはっきり覚えています。
読んだ当時、読書が好き!!とまで言えない私が読めたので、すごく読みやすかったのでしょう。
人間失格 太宰治
これも随分前に読んだ作品です。
堕ちました。
自殺したいしたいしたいしないしたいしたいしないの繰り返しのお話。
こう書くと笑えるんですけど、いやーもう、主人公の心の闇に取り込まれてしまって、読み終わった後しばらく放心状態でしばらく心が堕ちてました。
私は共感という感情をもたなかったのですが、人によったら主人公のどんどん堕ちていく様はどこか共感ができるところがあるのかもしれないし、はたまたその姿が失笑に値するのかもしれない。
これを書きながら、今の私はどんな感想を持つのだろうと、もう一回読みたくなりました。
潮騒 三島由紀夫
すっごくすらすら読めた小説。
すんごく読みやすいです。
離島を舞台とした、若い男女の物語。
映画化もされている有名な恋愛小説です。
舞台が三重の離島ということで、実は私の生い立ちに関係している部分があり興味を持って読んだ本でした。
三島由紀夫好きな方からしたらこの本のマイルドさが他の作品と毛色が違いすぎるようですが、私はこれしか読んだことがないのです、三島由紀夫作品。
他の作品が気になると思いつつも、他の本が読みたいものが山ほどあり、手をつけらていないというのが現状。
どんどん本を読んで、初めましての作家さんと出会うたび、他の作品を読みたい!と思っても、初めましての作家さんがわんさか出てきて手をつけられなくなる、というのは読書家さんあるあるだと思ってます。
今も読みたい本が渋滞してます。
じっくり本の世界に浸れる時間が訪れるのはまだまだ先のようです。