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未来は予想できるのか⑤(完)

未来は予想できるのか?
結論から言えば、予想はできない。

町に奇跡が起こったことは、皆が「町全体がよくなって欲しい」と
願っていた様々な人の思いのエネルギーの流れがあったからこそ
前進していったのだと思う。

そこへ行くまでの過程が必ずあり
その結果で未来が創られていくこと

その移り変わりを自分が感じられたことが
とても「宝物」になった。

居心地のよい椅子は、かえって「時に人を腐らせる」
私は町を去ることにした。

次に進むべきことを探して、人生100年時代に今50代で
準備すべきことは、何かを模索し「根本的な生活環境の改革」が
必要だと思い地方を目指したのです。

私にとっては、いろいろな出来事がみんな繋がって出現した
この地方への移住も「想像していなかった未来」のひとつ
だと思います。

「想像していなかった未来」とは
待っていれば誰かが与えてくれるものではない

突然現れるものでもない

日々の行いの積み上げで出来上がってくるもの

ひとつひとつの行動が未来を創り上げる

その行動の指針は善や悪を指すのではない
それは他からの評価でしかない

自分のやるべきことに沿って生きればよい

それを掴むのはなかなか難しいが
それを教えてくれるのは自然の摂理
「風」に聞いてみることだ。

競争、賞賛をなるべく捨て、実直に目の前のことに取組み
やってみながら「風」に聞いてみると良い

次第に今の自分の行いが間違っているのかが見えてくる

失敗することを恐れてはいけない
失敗は「失敗する理由をひとつ消す」ことだ

しかし、失敗に対して恐怖は拭えない
それが現実

恐怖はその先の不透明さから起こる
不透明なものを明確にするには
経験とロジックを理解すること
それにはやはり日々研鑽するしかない

続けていれば、やがて未来が少しづつ顔を出してくる

みんな自分のやったことの積み重ね

それは自分の人生を歩んでいるにことに他ならない

自然体で生きること

作為的なことや勝つことを考えると
途端に自然の摂理とつながりが切れ衰退していく

効率が悪くても実直にやり続けること

とかく現代は答えをすぐに求めすぎる
自然の摂理はゼロイチの世界ではなく
常に変化の中に存在する世界だから
時間がかかるものだ

焦ってはいけない
完璧に行動する必要は一切ない
出来っこないのが現実

しかしできないと諦めてやめてしまえば
そこからは絶対に発展しない

やり続けることが大事

諦めないことが大事

「想像していなかった未来」はそうやってやってくる


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