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未来は予想できるのか?②

昔ガラスのメーカで研究員だったころ
の話だが、ガラスは外側の温度と
内側の温度の冷めかたに差がでると
膨張の差が出て「歪」が生じ自分で割れてしまう。

多分、このころの私は外面は平気な顔をして
頑張っているように見せかけていたが、
内心は病んでいて、でも辞める勇気もない
状態で苦しみ続けていた。
ガラスのように「歪」で割れる寸前だったと思う。

もう辞めることにしよう。
どうすれば辞めれるか?

確かなことは、それは誰かがやってくれたり、
進めてくれるわけではない。
「全部自分」だと気が付いた。

「辞めてどうするのか?」
「自分は何が得意、何が好き?」
「自分は何ができる?」
「自分はどう生きたいのか?」
自問自答の連続で「もやもや」の
日々がそこから3年続きようやく退職した。

最も悩んだのは、自分がどう生きたいか?
何をすべきかだった。

いい大人がそんなこともわからない?
と言われそうだが、今の私からすると
本当に「自分のやるべきこと」をつかんで
実直にそれに向かって生きている人は
ごくわずかだと思う。

「人から」優れているといわれること
「人より」お金を持つこと
「人より」美貌でありたいこと等
地位、名誉、美貌、お金を求めているうちは
自分の人生ではなく、他人から見た
「他人主導の人生」だ。

自分のやるべきことを信じ
それに取り組むものは、地位や名誉、お金等は
ただの「手段や道具」であって
「やるべきことに取り組む」ことが
「人生を豊か」にするのだと知っている。
これをある世界では「根っこ」と表現する。

「根っこ」を本当につかんでいる
人はごくわずかだと私は思う。

私の「根っこ」はなんなのか?

子どものころの弱気な性格は
慎重な性格をつくり、
心の不安は常にバランスと安定を求める
安定を求めるので温厚で、人に好かれ友達は多く
つながりを増やすことが自然にできたが
主張が苦手で、以前お話したが、
口下手を真剣に悩み、克服したくて
話し方教室に通い、話すのが好きになり、
プレゼンが好きになり、それがやがて営業
という人とつながり、話を主とする職業へと続く。

因果応報 すべてはつながっていて
未来は形成されていくのだ。

「根っこはどこだ?」が続く

道端で倒れた高齢のご夫婦に「ありがとう」といわれた
一言が、自分の喜びやエネルギーの充実する方向、
なすべき方向を確信させてくれた。

数秒でもずれれば、起こらなかったことは
起こるべきときに、自分の前に現れ
それを教えてくれる。
別の方向や求めていた方向を
見せてくれる瞬間がある。
これが「サイン」だ。

そして長くてつらい営業の生活を
振り返ったとき、大切な答えが
見えてきた。

「人はなぜこんなに競い、争うのか」
「競争がもとになっている社会は変えれないのか」
それを変えることができるのなら、自分の人生にとっても、
みんなの人生にとってもよいのではないか
そこへエネルギーを注ぎこもうと考えた。

ここまでは良かったのだが。。。。。

現実はそうあまくない。
この先、私は少し間違えた方向に進んでいく
今となってはこの失敗もよい糧となり
現在につながっているが。。。。。。。。


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