発達障害の特性の一つ、「本音と建前」「裏表」が理解できないときに見せる、母の姿とは?
「発達障害はピュアーな心」だから生きづらい
「発達障害の人は心がキレイ!ピュアーなんです。」
ちょくちょく聞く言葉です。息子をみていると、確かに「本音と建前」みたいなところがありません。
「本音と建前」=「嘘をついている!」と、拒絶の感覚が強く出てしまっていました。
社会に出たとき、その「ピュアー」さゆえに、非常に苦しくて生きにくい事態になってしまいがちです。
一般的に定型発達の(発達障害ではない)人は、職場や学校での顔、親の前の顔、おじいちゃんおばあちゃんの前の顔、友だちの前の顔などなど、関係性や役割によって、表に出る自己を使い分けています。そんなに意識しなくても...
人間関係が複雑でしんどいとき、私は「裏表がない、息子みたいなひとばかりだったら楽かもなぁ...」と感じたことがありました。
(息子は他の面で大変ではありますが)
しかし、この「使い分け」は社会生活を送る上で、必要不可欠なことです。
「大人は汚い」ということではないと思うのです。
「いつものお母さんのほうがいい!」
「どう?お母さん、カッコいい?」
セミナー講師として出かけるとき、私は(それなりに)キチンとした雰囲気を出そうと、服装には気を遣っているつもりです。
ところが、息子の反応は毎回イマイチなのです。
「いつものノーメークで普段着姿のお母さんのほうがいい!」
安心できる「いつものお母さん」とは?
家にいて、Zoomカウンセリングもないときの私は、ぶっちゃけ以下の画像に近い状態です(^_^;)↓
「こんなブッちゃいくでも、『こっちのほうがいい♡』と、我が息子は言ってくれる!」と、喜んでいる私がいました。
息子は、見た目(だけ?)パリっとしたお母さんには慣れなくて、反対に、いつものさえないお母さんには安心感があるのかもしれません。
「いつものお母さん」発言は、息子の意識を変えるチャンス(*^^)v
先日、スーツを着て出かけるときにハッとひらめきました。
「今、息子に教えられるチャンスや!」と。
息子:「やっぱり家の中のお母さんのほうがいいわ~!」
いつものセリフです。
私は少し心に余裕がありましたので、試しに言ってみました。
私:「社会(外)に出るときは、お母さんだって仮面もかぶるし、よそ行きの違う人にもなるんやで~!」と。
息子:「そんなの当たり前やん!ネマキみたいなかっこうで外に出られへんやろ?」(お!頭ではわかってきたんやな...)
当たり前のことを当たり前と思うことが難しい
定型発達の人が、意識せずとも自然に身についている事柄が、発達障害の息子には「わからない」ことがあります。
「もう○○歳にもなって、恥ずかしい!」と思ったり言ったりしても、何も良いことはありません。
「これはこういうことなんだよ~」と、事実を伝え続けていくと、徐々にですが、理解していきます。
まずは自分を整えて、関係性を良くする
いきなり「事実を伝える」「教える」とはなりません。
まずはお母さんの身体と心の健康!
その後、子どもとの信頼関係をゆっくり構築してから、色々なことができていきます。
発達のお子さんがいらっしゃるお母さん、あせらず一緒に頑張りましょう(^^)/
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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