見出し画像

「今さら知りたい男女7人」第57回 健と桃子が同棲していたマンション(秋8、9話)

「今さら知りたい男女7人」今回は横山健と桃子が同棲していたマンションを取り上げます。

秋8話「妊娠」より。
シーンとしては前回(第56回)の続き、買い物袋の取り間違えがわかった直後、健は桃子が良介と会っていたことが気に触ったのと、母親の神経痛が出たらしいということで1人で木更津に出かけてしまいます。そこに良介から桃子に電話が入ります。

57-1 荷物をそっちに取りにいっていいか? と良介からの電話が入ります
57-2 「おい、なんで健ちゃんと一緒に木更津行けんかったんや」と尋ねる良介
57-3 「健ちゃんとケンカでもしたんか?」とからかい気味に言う良介
57-4 「あなたに心配してもらわなくてもいいわよ」と桃子
57-5 「これから木更津帰るの?フェリーないんじゃない?」との桃子に問いに、貞九郎のところに泊まるという良介
57.-6 2人はザ・プライムでお茶していたことが、それぞれ美樹、健にわかってしまって気まずいのですが、大丈夫と言い合います
57-7 それじゃ行くわ と言ったあと、まだ残って見送ろうとする桃子に「はよ、行けよ」と良介

このあと、桃子の「そっちこそ行け」が入ります。

そして、こちらのロケ地は秋9話「嘘」でも登場。
桃子が良介と寄りをもどしたがっているらしいという話しが美樹に伝わり、美樹は桃子の元に直談判に訪れます。

57-8 美樹に呼び出された桃子
5.7-9 どっかでお茶でもと桃子は言いますが、「ここでいい」と美樹

人当たりのいいキャラクターの美樹だけに、このシーンは別人のようですね。

57-10 「私は今井さんとは別れないから」と桃子に言う美樹
57-11 別れないからと言うだけいって立ち去る美樹

まず、こちらのロケ地の場所より先に設定の方をご紹介します。

57-12 脚本本にある健のプロフィール

こちら、脚本本にあるキャラクター紹介だと、健のマンションは川崎市幸区にある鹿島田パークシティーとなっています。鹿島田はJR南武線で川崎から3つ目。そしてパークシティは駅からほど近い大規模マンションで、正確にはパークシティ新川崎と言います。

当時の住宅地図 経済地図社 幸区明細地図 昭和62年(1987年1月刊)によると、A、B、I、J棟には住民が入っていますが、他の棟は建設中という新しいマンションです。

ということで、私はこの脚本本に書いてあることを信じてパークシティに2度ほど足を運びましたが、残念ながらロケ地を特定することはできませんでした。それもそのはずでロケ地はここではなかったのです。

ロケ地がわかったのは、YouTubeにあったこちらの動画を見たときでした。


こちら「ロケ地はドラマを超える」Chさんは「男女7人」のみならず、さまざまなドラマ、映画のロケ地を紹介されているチャンネルさんです。

こちらの動画を拝見し、紹介されているところに行きましたが、間違いなくそこがロケ地と確信しました。

「ロケ地はドラマを超える」さんが紹介されている場所は、「夏物語」の桃子のマンションからもほど近いプラザ元加賀というマンションの敷地内となります。住所は江東区白川4丁目9-14です。

57-13 プラザ元加賀の敷地内の地図(〇は筆者)

プラザ元加賀はA~G棟まである大きなマンションです。その敷地内、赤丸が秋8話のロケ地、青丸が秋9話のロケ地となります。

それでは、現在のロケ地の様子です(撮影 2024年9月 以下同)

57-14 秋8話ロケ地 全体はこんな感じ

背景に映っているのはD棟。
良介と桃子がここで話をしていたこと、秋9話のシーンでも桃子がこのD棟方面から走ってきているので、健と桃子はこのD棟に住んでいるという体で撮影されていると思います。

57-15 57-2と同じようなアングルのつもり
57-16 57-5と同じようなアングルのつもり
57-17 57-6と同じようなアングルのつもり

桃子は柱を奥から数えて、5本目、良介が6本目の柱にいたと思うのですが・・ いまひとつ自信なし。

57-18 57-7と同じようなアングルのつもり

ここからは秋9話ロケ地

57-19 57-8と同じようなアングルのつもり

美樹と桃子はG棟の入口付近で立ち話をします。
美樹の背中はG棟で、桃子はE、F棟を背中にしています。

57-20 美樹が立っていたところ
57-21 57-11と同じようなアングルのつもり

美樹が走り去っていく先はE棟、F棟でその先も通り抜けられるようです。

以上です。
ところでこのロケ地めずらしいんですよね。というのは「男女7人」の場合、脚本で場所の指定があるときは大概その場所でロケしているからです。

こちらも最初はパークシティ新川崎で撮るつもりだったのが何かで都合が付かなかったのでは? と思っています。

というのもこの2つのマンション、築年数と規模は似てるんですよね。

パークシティ新川崎は1985年築 9棟
プラザ元加賀は1984年築 7棟

なので、パークシティでのロケができなくなったので、規模と築年数があまり変わらないプラザ元加賀をロケ地として選んだのかな? と思っています。

思っていますが、この点については当時のスタッフの証言でも出てこない限り確かめようがありませんね。

以上です。
こちらの連載は週一回金曜の夜か、土曜の朝に更新しています。よかったらまた見に来てください。では、では。

おまけ
パークシティ新川崎にせよ、プラザ元加賀にせよ、健は26歳にしてこのマンションを買っているということになるんですよね。

当時の大手町商社マンの年収、新川崎、元加賀の価格は調べていませんが、さすがに大卒3〜4年目のサラリーマンとしては無理があるんじゃないかと・・・? ちなみに健は車も持ってます。

ということで、私の中で横山家裕福説があって、健は優秀かもしれないけどお坊ちゃまに育っているんじゃ・・? とも思っています。

57-22 秋11話 健の部屋へ自分の荷物を取りにきたところ、健に見つかり服を破かれてしまう

ドラマの演出上このぐらいやった方がインパクトあるとはいえ、なかなか過激ですよね・・・ お坊ちゃまでわりとワガママに育ったんじゃないか?という裏付けになるんじゃないかと? 妄想し過ぎでしょうか? w


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?