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トレーニング業界の2極化
おはようございます。6月2日
トレーナーの弾正です。
昨日からジムが開いたので早速行ってみました。激混みでスタッフが気の毒な程でした。皆さんの周りのジムはどんな感じでしょうか?
運動施設について話しますが、ジムへの価値観は年代で大分違っているのが現状です。
今の40代以降の人はバブルを知っているから高級感や特別感といった価値に理解があります。
だけど今の20代30代の人たちはギンギラした価値を常用しようとする人は少ない。多くは効率とか利便性を重視しているように思います。
この感覚の差は今はそれほど感じなくても、今後不況やデフレが目立って来るとさらにわかりやすく現れると思います。ここからトレーニングサービスの展開が見えてきます。
ここ10年はパーソナルトレーニングサービスの需要が急速に増えました。これはライザップの影響も大きいけど大流から考えたら国の景気が柔らかかったからだと思います。コロナ前なんて就職市場は売り手市場でした。老若男女がパーソナルを高くても買っていたと思います。
ですが、今後はパーソナルの垣根を高く感じる人が増えてくる。買う人が限定されて来るわけです。
市場はそれを本能的に読み取っていて、都内ではセミパーソナルやグループ制のレッスンを始めるパーソナルジムが増えています。リスクを分散したい訳です。
僕の考えとしてはパーソナルトレーニングは本来かなり特別なサービスだからサービスの本流に戻る意味で良い流れだと思います。
少しばかりの研修では身に付かない「Personal Training」と言うサービス価値を、理解し必要としているお客様ならば年齢や収入に関わらずこれからも契約してくれるはずです。
なのでパーソナルトレーニングサービスに自信があるトレーナーは自分を必要としている人をよそ見せずに探せば良いと思います。今後はブランディングをさらに絞る必要があります。
反対に自分にまだパーソナルトレーナーの自信がなかったり、人を雇っていてスタッフの実力にバラツキがあったりしたら、時代の雰囲気に合わせる必要があります。合わせなければ浮くし、統一性がなければ信用されないから立ち回りも大変ですがそれも経験、それも商売です。
ここからは本来パーソナルトレーニングが持つ市場価格的な価値について持論を書きます。本当はいくらくらいが妥当なの?と言う話です。
僕はパーソナルトレーナーの時間給は本来平均で2万円程が相場だと思っています。定期契約で個人の健康状態をコンサルティングできるのであれば、普通の弁護士や経営コンサルタント、医師などの収入と並んでいてもおかしくはないし実際にそんなトレーナーはここ10年で増えています。
パーソナルトレーニングを本職として週20本、月85本、年間1000本程度行って売上で2000万円+α。ここから経費と税が引かれます。
決して飛び抜けて高給取りではありませんが、それでもこの水準を1人のネームで稼げるトレーナーのレベルは業界の中でも一握りです。
ちなみに収入をもっと増やしたかったり、もっと多くの人に自分のメソッドを届けたいと思えば、本を書いたり動画をあげたり、サプリを売ったりすればそれが叶うかもしれません。しかしそれは対多数です。パーソナルではありません。少なくとも純粋な実力ではなく支流です。
時間給6千円のトレーナーと2万円のトレーナーの違いは、覚悟だったり、売り方だったり、価値観だったり、実力だったり様々です。
自分の信じたサービスを展開すればそれは何も間違いではないと思うのですが、生活をかけてトレーニングサービスをするのであれば自分の将来や家族の為にも経済的な部分を疎かにするべきではないと思います。
レッスンだけをしていては時間給6千円以下です。レッスンを繋げて何かを作る事ができればそこに新しい価値が生まれます。
価格変更の際は段取りが必要です。値上げは闇雲に行うと反感を買います。
価格設定は他の記事でも沢山書かせて頂いたので、そんなタイミングな方はそちらも参考にしてみてください。
まとめとしては、パーソナルトレーニングは今後も大衆化と専門化に2極化され続けられる。
だからどちらに舵を切るかを見極め統一感に心を配る事が重要。だと思います。
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ご興味のある方は是非覗いてみてください。