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トレーナーで生きていく ・ 独立編 vol.30

第30話「トレーニングのレッスン時間。考え方。」

第一話はこちら

ユウタ「オレのレッスン時間って何分ですか?ホームページに書いてなかったんですが。。」

リョウ「おお、一応相談してから決めた方がええと思ってな。」

ユウタ「はい。リョウさんは何分が良いと思います?」

リョウ「オレは60分間が良いと思うよ。」

ユウタ「なんでですか?」

リョウ「理由は3つある。」

ユウタ「。。」

リョウ「ひとつ目は単純に利益率や1日に5本はレッスンができる時間設定にしたいとこや。」

ユウタ「はぁ。」

リョウ「ふたつ目は周りとの比較。他のトレーナーと比べられた時にも自然な時間設定やろ。」

ユウタ「はい。。」

リョウ「みっつ目は、60分もあったら一般の人のトレーニング時間には十分や。それ以上の時間に行うサービスはトレーナーの仕事やない。そこははっきりしといた方がええねん。」

ユウタ「うーん、長くサービスしてあげるのは良くない事なんですか?」

リョウ「そうやない。けど最初から90分って書いてあったら90分以上やらんとプラスのサービスにならんやろ。60分て書いてあったら70分でもプラスサービスになるやん。」

ユウタ「うーん。まあ。。。」

リョウ「トレーナーもサービス業やからな。サービスは大事や。レッスン後にお客様が疲労で困っとったら可能な限りメンテナンスしてあげる事は良い事や。」

ユウタ「はい、なので、レッスン時間は2時間にしようと思ってたんですよね。周りのトレーナーとの差別化にもなると思うし、何しろオレまだ駆け出しだから。」

リョウ「良い心掛けやけどな、やめといた方が良いと思うで。これも理由は3つある。」

ユウタ「。。」

リョウ「ひとつ目は、長すぎんねん。好きでもないトレーニングに“検討しとる段階“で2時間は逆に敬遠されるわ。お客様はリラックスする為にトレーニング買うわけやない。」

ユウタ「。。あ、確かに。。」

リョウ「ふたつ目は、やっぱり利益率が下がることや。沢山の予約が来てもさばけんなる。さらに一度設定した時間は短くする時大変やで。サービス落ちるんやから。」

ユウタ「。。」

リョウ「みっつ目は、売っとるモンがブレるねん。普通の人のトレーニングに2時間はいらんやろ。トレーニングが1時間で終わったら、残った時間はトレーニング以外の時間や。これ、抱かせ売りやで。専門性にかけるねん。」

ユウタ「うっ。。。」

リョウ「せやけどユウタくんの気持ちはわかる。お客様の為や思ったら長くしたくもなるよな。実際、お客様も嬉しい人多いと思うで。」

ユウタ「はい。。」

リョウ「せやけど、ずっと2時間のサービス続けるのはキツイで。。いつかは短くするやろ。そんな時、お客様にサービスが落ちるって言いにくいで。。」

ユウタ「確かに。。。」

リョウ「トレーニングに必要な時間だけ明記しておいたらええねん。それがホンマはフェアなんや。その上でお客様が疲れとったら『疲れていますね、、今日は次のレッスンまで時間があるので筋肉ほぐしておきますね。』言うてサービスしたらええやん。その方がお互いええと思うわ。」

ユウタ「なるほど、、そうすね、60分でやります!」

リョウ「おお。」

少しづつ、ユウタのサービスが固まっていく。

つづく・31話へ

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