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トレーナーで生きていく ・ 独立編 vol.32

第32話「予約が来た!」

第一話はこちら

ユウタがリスティング広告をスタートさせて2週間が経った。未だ予約は来ない。

ユウタはいつものようにスポーツジムでお客様に営業をかけていた。

ユウタ「はぁ、覚悟はしてたけど全然お問い合わせ来ないな。。」

ユウタ「リョウさんからもアレから連絡来ないし。。やる気出ないな。。」

夜の9時までジムで営業し、その日は千葉の部屋に帰った。

一人暮らしのユウタは帰宅すると直ぐにシャワーを浴び、遅い夕飯をとる。レトルトのカレーだ。

ユウタ「あー、カレーうめー。Youtubeでも見るか。。」

スマホを開くとメールが来ている。

ユウタ「ん、メール?珍しいな。」

メールを開くと見慣れない宛先が一件ある。

ユウタ「ん?んんんん?!」

ユウタの呼吸が止まる。マバタキを忘れ、ケータイからも目が離せない。

ユウタ「き、き、き、来た。。。」

震える指先で未読のメールをタップする。

ユウタ「ま、間違いない。。」

ユウタ「うわー!来たーー!」

ユウタ「あ、どうしよう。。そ、そうだ返信しなきゃ、いや、待て、まずはリョウさんに連絡だ。一応、返信の事も聞いてみよう、、良し、そうしよう!」

ユウタはリョウにLINEを送る

ユウタLINE「予約来ました!」

数分してリョウから返信が来る

リョウLINE「お客様に返信した?」

ユウタLINE「まだです。」

リョウLINE「問い合わせのキャプチャ送ってくれ」

ユウタLINE「了解です!」

ユウタは問い合わせメールのキャプチャを添付してリョウに送る。

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数分してリョウから返信がある。

リョウLINE「今回はこの通りにコピペして送ったらええよ。」

画像2

ユウタLINE「はい!ありがとうございます!!」

リョウLINE「👍」

ユウタはリョウの言う通り、文章をコピペして返信を済ませた。

数分して再度リョウからLINEが来る。

リョウLINE「明日の夜、空いとる?」

ユウタLINE「はい!何時でも!」

リョウLINE「そんなら7時に恵比寿で良い?店、予約しとくわ。」

ユウタLINE「了解です!」

リョウLINE「👍」

LINEを閉じると新着のメールが届いている。

ユウタ「うぉ!!」

直ぐにタップして中身を確認する。

ユウタ「なになに、ご返信ありがとうございます。住所はふむふむ。。当日はどうぞよろしくお願い致します。か!よし!」

ユウタ「やった!!」

ユウタは立ち上がって両コブシを強く握った。

心臓の音が聞こえる。

呼吸が速い。

その夜、ユウタは眠りにつくまで初レッスンの事で頭がいっぱいになった。

ユウタ27歳の冬だった。

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つづく・33話へ

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