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トレーナーで生きていく ・ 独立編 vol.12

第12話「活動場所に困ってるんすけど。。」

第一話はこちら

2人はリョウの家から歩いて5分ほどの焼鳥屋に入った。個人経営でカウンターだけのシンプルな店だ。

リョウ「お、席空いとるな。良かった。」

店員「らっしゃーい。」

リョウ「すんません、2人でお願いします。」

店員「あいよー、リョウくんいつもありがと!」

リョウ「いや、こちらこそです。あ、ツケモンといつもの盛り合わせで、あと、ユウタくん、何飲む?」

ユウタ「あ、じゃ、ビールで。」

リョウ「おし、あとビール2つお願いします。」

店員「あいよ!」

2人は店の1番奥に進み、座ると同時にビールと漬物が席に置かれる。

ユウタ「この店、速いすね!」

リョウ「おおよ、最高の店や。」

リョウ「そんじゃ、とりあえず乾杯や。オツカレ!」

ユウタ「ありがとうございます!お疲れ様です!」

2人はジョッキの半分程飲み干すと、大きく息を吐き、笑顔になった。

リョウ「ま、そんでや、場所変えてただ飲みに来たワケやないから聞くけど、今までの話でなんか聞きたい事あるか?」

ユウタ「はい、その、話す場所も変わったんで、僕の活動場所についても聞きたいんすけど。。」

リョウ「ん?場所?」

ユウタ「はい、なんて言うか、オレ、自分の店持ってないから、例えば本当にパーソナルのコースがバンバン売れてもトレーニングする場所に困ると思って。。」

リョウ「ユウタくん、ここは大事な話になるで。」

ユウタ「あ、はい!やっぱそうすよね!オレ、スゴイひっかかってたんすよ、仕事来てもどこで指導したら良いかわかんなくて、教えて欲しいです!」

リョウ「あー、慌てんなや、ゆっくり話させー。」

リョウはビールを一口飲んで、ゆっくり話し始めた。

リョウ「活動場所がなくて、困っとるトレーナーは多いな。ホンマに多いわ。それで廃業になった人もおる。」

ユウタ「はい。。」

リョウ「けどな、そんな困っとる人たちが足りんのは実を言うと活動場所やないねん。」

ユウタ「え!?どういう事ですか?だったら何が足りないって言うんですか?」

リョウ「企画力や。」

ユウタ「え!?」

つづく・第13話へ

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