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キムタクダンベル体操 9か月で14㎏減(2)



§3 痩せるためには食事制限が必要です!



言われるままに、わたしはその病院の栄養士の方から、食事指導を受けました。問診票に、毎日の食事内容を書かされ、それをもとに厳しいチェックが入るのでした。

「朝から、パンをバターやジャムをたっぷり塗って、それも2枚も食べてるのぉ!?それは太るはずです。朝食は、摂らなくてもいいくらいですよ」

「野菜の煮つけが身体にいいからって、丼いっぱいは食べすぎです!」

優しそうな表情とは裏腹に、栄養士さんの口から出てくる言葉は、まるで鋭い矢のようで、それが何本も私の心に、グサッ、ブスッと突き刺さるようでした。
でも、実は、それ以上に暴飲暴食を繰り返していたのですが、とても恐くて、正直には言えなかったのです。
 (たとえば、食パンではなく、朝から菓子パンを3個食べていたこととか、お酒をガブガブ飲んでいたことなどなど・・・)

「とにかく、今日からこのカロリーを守って、食事をとるようにしてくださいね!」

そう言われて渡された数字は、たったの1000Kcal
それが1日の私の摂取量!あまりの少なさに目が点になってしまいました。
言葉を失っている私にさらに追い打ちをかけるように、栄養士さんは、 

「でもね、食事ばかり気をつけても、体重は減らないんですよ。適度な運動が必要です。30分以上歩くとか、体操するとか・・・。まぁ、早く起きて朝の散歩でもするように、心がけてください」
と言うのでした。

指導というよりも『命令』。しかしワタシはシュンとして、ただ話を聞いているだけでした。

§4 ちなみに1000kcalとは?

ちなみに、どれくらいのものを摂取すると1000Kcalになるか?
下の表はワタシが栄養指導で渡された、食事の組み合わせ例でした。

そしてさらに、「肥満指導」なるものがこの表に付記されていました。

この内容は、堕落して生活を送っていた私にとっては、過酷な特訓のようなプログラム。しかし、病気と宣言された以上、治すためにはこれに従うしかないのです。(T-T)

ワタシは、診断を受けた日から、さっそくそのプログラムを実行し始めたのでした。

大好きな菓子パンを食べるのを止め、アルコールを控え、肉料理を魚料理に切り替え、苦手な納豆を食べ・・。

でも、食いしん坊の私が、こんな食生活に耐えられるわけがありません!。食事制限は、苦痛以外の何物でもないです。食べることが生きがいのようなワタシにとって それは拷問のようなプログラムでした。

そして、1週間後、抑えていた食欲が一気に爆発し、あっさり、敗北宣言を出してしまったのでした。(つづく)

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