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キムタクダンベル体操 9か月で14㎏減(5)
§8 体操を続けた効果は…?
いよいよ体験談も終盤に入りました。
さて、このキムタクダンベル体操を続けた効果は…?
さて、気になる効果はというと・・・。
鈴木教授もおっしゃっていましたが、毎日体操を続けていても、1ヶ月程度では体重は全然変わりませんでした。
でも、仕事仲間からは
「ちょっと顔がほっそりしてきたんじゃない。効果はきっと出ているわよ」という嬉しいコメントをもらったので、それをしっかりと間に受けて、なんとか毎日体操を続けることができました。
また、ダンベル体操を始めてからというもの、特に意識はしていなかったのですが、あれだけ止められなかった無茶食いをしなくなっていました。
フツーに食べたいものを食べる。
絶対に我慢はしないけど、ドカ食いもしない!
気持ちの中に、“自分で決めたことが続いている!”という自信のようなものが芽生え始めたんじゃないかと思います。
そして、はじめてワタシの中に、自制心なるものが生まれてきていました。
食事の次に心がけたのは、姿勢をよくすることと、歩き方に気をつけることです。
そして、生活習慣全般に目が向き始め「次はこうしてみよう」「これを取り入れてみよう!」とアイデアがどんんどん浮かんでくるようになり、チャレンジを楽しむ毎日に変わっていきました。
よい姿勢を保つことは、全身の筋肉を刺激し引き締め効果があります。
歩幅を広げて軽快に歩くことで運動量が増え、シェイプアップ効果が上がることも実感しました。
毎日の、こんなちょっとした心がけが、ワタシの心の中に、心地よい緊張感を与えてくれるようになっていた。
ココまで来ると、もう辛いとか苦しいじゃなく、何をするのも楽しくなっていました。
そして、運動をはじめて2ヶ月目にはいった頃から、効果が徐々に現れ始めました。3ヶ月を過ぎた頃には、体重は8㎏キロも減っていたのです。
ワタシにとっては、これはまさに奇跡だった!
§9 そして劇的な再会が待っていた!
いよいよ暮れも押し迫ってきた12月29日。
今日は、捨てゼリフを残して北海道へ旅立っていった、夫が帰ってくる日でした。
体重は、すでに10㎏減っていて、あともう少しで、夢の40㎏台に到達です。勝算は、間違いなくワタシにありました。v(^-^)v
しかし、ひとつだけ、気になることがあったのです。
それは、これだけ体重が減っても、一緒に暮らしている姑のMIYOちゃんは、痩せたことに気付いてないのです。
わかっていても気付かない振りをしてくれているのかなぁ?
いけずな姑ではないからホントに気づいていない様子でした。
MIYOちゃんが気付かなかったら、変化に鈍い夫が、気付いてくれるのだろうか?
あんなことを言われた以上は、ギャフンと言わせたい!劇的な再会を果たしたい!
そこで、できるだけ体のラインがわかるように、細身の洋服を来て出迎えるしかないと考え、真冬の寒い玄関で、いつも体操の時に着用している、フィットネスウェアを 身にまとい、震えながら夫の帰りを、今か今かと待ちました。
帰ってくる予定の時間になり、玄関でソワソワしながら、待つこと10分。ついに夫が帰ってきました。
家の前に車が到着し、エンジン音が消え、スーツケースを持った夫の姿が、ドア越しに映りました。そして、ドアが大きく開けられて…。
「ただい・・・・・・・・・・・・.ま!!」( ̄□ ̄;)
あのときの夫の表情は、一生忘れられません。
夫は、私を見るなり絶句して、持っていたスーツケースを落としたのです。
そうなんです!夫には、ワタシが痩せたことがハッキリわかったのでした。
「ワタシが、何をいいたいか、わかるよね?」
「ああ、ええ、おおお~~~~~!うそぉ、なんで、まさか......」
夫の頭から日本語が消滅したかのようにシドロモロドで、完全に動揺していました。
"勝ったーーーー” v(^_^)v
ワタシは夫の顔を見て思わず叫んでガッツポーズをしました。
寒い玄関先で、二人とも奇声を発するばかりで、なかなか部屋に入ってこないので、MIYOちゃんが部屋から出てました。
ワタシが事情を話すとMIYOちゃんは、
「けいこさんが痩せてたなんて、ちっとも知らなんかったゎ。運動して痩せたん?そんなことも全然気づかんかったわ!毎日顔を合わしてるから、わからへんかったんやろね。でも、うらやましいわねぇ~~」。
真冬の冷蔵庫のように寒い玄関先で、二人に称えられ、寒さと嬉しさに震えながら、こうしてワタシは夫との劇的(?)な再会を果たしたのでした。